2日 ねこ、猫、にゃん
昼下がりの公園って、ホンマ静かやんねー。
レイです。にゃん公ミヤビと共に公園でまったりのんびりしています。今頃、コウチ家お母さんがミヤビを探して?mをやっていると思います。何mを要するかは知らんので『?』な。
この広めの公園にある遊具は、鉄棒、土管、シーソーに滑り台。あとはちょっとした広場って感じやな。ドッジはできるくらいの。あ、それから、動物の形した、ばねでビョンビョンなるやつある。ほら……前後に揺らして遊ぶヤツ。英語系の、そのまんまな名前やった気がする。スリリング遊具?
『スリリング【thriling】スリルを感じさせる様。ゾッとする様』(広辞苑)
……何か違うな。遊びたないわ、つか子ども遊ばせられんわ。いや、あったらたぶん子供には人気出ると思うけど。
あ、スプリング遊具や。惜しかった。一音違い!
でも、なぁ。やっぱ公園やったらアレ乗りたいよな。ブランコ。あの風感じるヤツ、めっちゃ気持ちええやん? ここの公園にはないんやけどな……。
ミヤビは鼻先に寄って来た虫と戦闘中。あぁ、猫パンチとか可愛すぎるで! 反則やで! もうこの子テレビ出れそうなくらいには可愛い年けど。あ、転んだ。可愛いっ‼
ちなみにうちは土管の上に寝そべってその様子を観察しています。可愛いとしか言えません。親ばかならぬ飼い主ばか? あ、うち飼い主ちゃうかった。
あ、虫を追いかけてシーソーに。ちゃんと端っこから乗って、細い板をてくてく歩く。猫ってバランス感覚えぇよな。高いところからでもちゃんと着地するって。
で、一気に走って虫捕まえたはいいけども。その時にシーソーの真ん中、越えちゃってんな。いや、むしろ端から端に一気に駆けたからな。シーソー一気に傾いたわけですよ。ガタン‼ とか、激しくミヤビの乗ってる方が落ちたわけですよ。びっくりしたやろな。シーソーから飛びのいて、今はシーソーに警戒中。
いや、威嚇中。
……って言うか、猫パンチ中。
フーフー言いながらシーソーとバトってはります。ガンバレー。どうなったら勝ちなんやろう。とりあえずレイは悶え死んどきます、はい。
んぉ。風が吹き始めた。結構強いぞこの風。それにあおられてシーソーがガタン。
ミヤビの体がびくっと跳ねて、ダッシュで滑り台の方へ。……おぉ、脚力すげぇ。でも、滑り台のスルスル感にはかなわなかったようで、そのまま落ちた。……あ、この滑り台、めっちゃ砂だらけや。誰かが上から砂流したな?
ミヤビは滑り台の次にスプリング遊具の上に。激しく揺れてまた逃げた。忙しい奴やな。
「おじいちゃん、ねこ!」
「おぉ。どこの猫だろうね」
お、幼稚園くらいの小さい女の子とお祖父さん来はった。今、ミヤビは土管の中から外を覗いている状態。
「こら、カヤ。触っちゃいかんって。噛まれるぞ」
あ、このお祖父ちゃん孫大好き臭がする。
「にゃー」
「ねこが、かまないって!」
ほんまかいな。
「ねー、ねこー」
がぶ。
「いた」
うぉい! ガッツリ噛まれとるやないか!
「やっ! カヤ大丈夫か⁉」
落ち着けお祖父ちゃん。カヤちゃん顔そんな痛がってへんで。
「この猫っ!」
「あんまり、いたくないもん。ねこやさしーもんね!」
「にゃー」
しれっとよう言うなおいミヤビ。
「にゃーにゃ、かわいーにゃー」
あのー、ところで誰かさ、カメラ持ってへん? 可愛い猫と女の子の構図撮っといて欲しいんやけど。
絶対ほのぼのなるから、な。誰か撮っといたげて。




