表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
29/163

2日 ねこ、猫、にゃん

 昼下がりの公園って、ホンマ静かやんねー。

 レイです。にゃん公ミヤビと共に公園でまったりのんびりしています。今頃、コウチ家お母さんがミヤビを探して?mをやっていると思います。何mを要するかは知らんので『?』な。

 この広めの公園にある遊具は、鉄棒、土管、シーソーに滑り台。あとはちょっとした広場って感じやな。ドッジはできるくらいの。あ、それから、動物の形した、ばねでビョンビョンなるやつある。ほら……前後に揺らして遊ぶヤツ。英語系の、そのまんまな名前やった気がする。スリリング遊具?

『スリリング【thriling】スリルを感じさせる様。ゾッとする様』(広辞苑)

 ……何か違うな。遊びたないわ、つか子ども遊ばせられんわ。いや、あったらたぶん子供には人気出ると思うけど。

 あ、スプリング遊具や。惜しかった。一音違い!

 でも、なぁ。やっぱ公園やったらアレ乗りたいよな。ブランコ。あの風感じるヤツ、めっちゃ気持ちええやん? ここの公園にはないんやけどな……。

 ミヤビは鼻先に寄って来た虫と戦闘中。あぁ、猫パンチとか可愛すぎるで! 反則やで! もうこの子テレビ出れそうなくらいには可愛い年けど。あ、転んだ。可愛いっ‼

 ちなみにうちは土管の上に寝そべってその様子を観察しています。可愛いとしか言えません。親ばかならぬ飼い主ばか? あ、うち飼い主ちゃうかった。

 あ、虫を追いかけてシーソーに。ちゃんと端っこから乗って、細い板をてくてく歩く。猫ってバランス感覚えぇよな。高いところからでもちゃんと着地するって。

 で、一気に走って虫捕まえたはいいけども。その時にシーソーの真ん中、越えちゃってんな。いや、むしろ端から端に一気に駆けたからな。シーソー一気に傾いたわけですよ。ガタン‼ とか、激しくミヤビの乗ってる方が落ちたわけですよ。びっくりしたやろな。シーソーから飛びのいて、今はシーソーに警戒中。

 いや、威嚇中。

 ……って言うか、猫パンチ中。

 フーフー言いながらシーソーとバトってはります。ガンバレー。どうなったら勝ちなんやろう。とりあえずレイは悶え死んどきます、はい。

 んぉ。風が吹き始めた。結構強いぞこの風。それにあおられてシーソーがガタン。

 ミヤビの体がびくっと跳ねて、ダッシュで滑り台の方へ。……おぉ、脚力すげぇ。でも、滑り台のスルスル感にはかなわなかったようで、そのまま落ちた。……あ、この滑り台、めっちゃ砂だらけや。誰かが上から砂流したな?

 ミヤビは滑り台の次にスプリング遊具の上に。激しく揺れてまた逃げた。忙しい奴やな。

「おじいちゃん、ねこ!」

「おぉ。どこの猫だろうね」

 お、幼稚園くらいの小さい女の子とお祖父さん来はった。今、ミヤビは土管の中から外を覗いている状態。

「こら、カヤ。触っちゃいかんって。噛まれるぞ」

 あ、このお祖父ちゃん孫大好き臭がする。

「にゃー」

「ねこが、かまないって!」

 ほんまかいな。

「ねー、ねこー」

 がぶ。

「いた」

 うぉい! ガッツリ噛まれとるやないか!

「やっ! カヤ大丈夫か⁉」

 落ち着けお祖父ちゃん。カヤちゃん顔そんな痛がってへんで。

「この猫っ!」

「あんまり、いたくないもん。ねこやさしーもんね!」

「にゃー」

 しれっとよう言うなおいミヤビ。

「にゃーにゃ、かわいーにゃー」

 あのー、ところで誰かさ、カメラ持ってへん? 可愛い猫と女の子の構図撮っといて欲しいんやけど。

 絶対ほのぼのなるから、な。誰か撮っといたげて。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ