↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
133/163

11日 突然の、雨。

「ねぇ、ジー君、明日晴れるかなぁ」

「雨だろうな」

「えー……」

「ほら」

「あ。……うん、雨だね……」

 ……何やのん。なんでジー君? と、ジュジュこっち見てんの。

「ででっ、できった!」

 …………あ、はいはい。雨降り小僧な。雨降り小僧がご機嫌やからやな。コマ回せてんな、よかったな。はいはい、よー分かった。……そういやうち、この子の声初めて聞いたかも。普段何も言わへんし。他の妖怪らとも一緒に遊んでんのよー見るのに、いっこも喋りよらへんねん。どうやってコミュニケーション取ってんのやろ。

「レイニィイイ‼」

「はーい?」

 呼んだ?

「レイニー! お前暇?」

 ……あ、レイ兄ちゃうかったん。そんで、その雨降り小僧レイニーって名前やったん。ややこいことすんな‼ うちめっちゃ恥ずかったやんか‼ ほら、なんやそこでジー君アンドジュジュがこっち見て笑てるやん‼ もーえぇもん。穴掘って入ったるもん。あ、いや、地面すり抜けて潜ったるもん。

 …………あ、苦しいからやめとこ。何なん? なんでこれ苦しいのん? 前うちふっつーに潜ってたで、たぶん。

「っぷはっ!」

「あ。降ってきた」

 んぉ? ホンマや。いつの間にこんな暗うなってたん。

「……なかなかきついな」

 うっわ、ポツポツか思たら一気に降り出しよった‼ マジかー、お布団干してはる家あったで? 大丈夫やろか。 びしょびしょ布団で寝るとか最悪やん。カビ生えるやん。カビさんと一緒に寝るとか。……あ、あわてて取り込んではる。山のそばやったんか。おばさんがあわててお布団引っ張ってはる。

『チッ、一言言ってから降れこのヤロォ!』

 え、雨に逆切れ? 

「先に気付け、馬鹿」

『あぁん⁉』

 うぉおう、めっちゃ激しい喧嘩しとる。やめとけて。滑るぞお前ら。掴み合いやめい。キーヴァと、誰やったっけ、ギア? 

「ほらほら、喧嘩しなーい。あたし結構この言葉言う気がするなぁ。ほら、早く来る! 冷たいのやなら温泉でも入っといで!」

『暑いのの方が嫌だ』

 よーそんな長文ハモれたな。実は仲良しかお前ら。

「じゃあ早く来る!」

 シルも大変やな。あ、二人ひっつかんで投げた。何なんあの人。超人? え? 子供言うても中学生くらいのサイズあんであの二人。え?

「爺様ー、閉めますよー。あれ、いらっしゃいます?」

 神社ではアケヤマさんが本堂の裏から何か言うてはる。ん……? …………マリーちゃん、本堂の下って楽しい? せまない?

「ママー‼ 濡れたー‼」

「きゃー、びちゃびちゃ。タオル持ってくるから、ちょっとそこで待っててね。入っちゃだめよ」

 うわ、カヤちゃんのふわふわ髪の毛もぺっとりなっとる。

「ふふー、あったかーい」

 あー、バスタオルにくるまれたカヤちゃんもかわえーわ。うん。

「お、レイじゃん」

 ……で、この中ダイ爺はいつも通りかい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。