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エピローグ 果たされた祈り
私は光の中に一人佇んでいた。周りの人はみんな通り過ぎる中、動かずじっと。
「命!」
「本当に来たんだな」
息を切らせた海が私の元まで走ってくる。本当に追いかけてしまうなんて。幸せになる方法はいくらでもあるだろうに。
何度も海を追いかけた私が言うのもなんだけれど。
「次は一緒って言ったでしょ?」
「そうだな。嬉しいよ」
ふふっと笑うと、海は幸せそうに頬を緩めて、私の手を取った。
そうして、二人で歩き出す。
憂うことなど何もない。
私たちは解放され、何の制約もない世界を生きる。
また巡り会えるかはわからない。
けれど、どうしてだか会える気がした。
私たちはきっと導き合うようにできているのだ。




