↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/129

第8話 購入と訓練

少し短いです。


どうぞ、お読みください。

〔デイ・ノルド王国〕首都 〔ハルマ―〕城下町 西地区


 僕ことエギル・フォン=パラン=ノルドは、リウム先生と須針師匠とガル叔父上・シルビア叔母上夫妻と共に城下町の西地区を歩いていた。

もちろん僕の衛剣である近衛騎士オルティシアと近衛騎士セドイスも護衛してくれている。

 城下町の西地区には、商人が多く店を出しており、何かを買うにはもってこいの場所となっている。

そんな街中を歩き、僕たちは、とあるこじんまりとした店の前に到着した。僕は、その店の扉についているノッカーを三回叩いて、扉を開け、中へと入った。先生たちと叔父上たち衛剣の二人も僕に続いて扉を潜り、中へと入っていた。

 店の中に入ると来客を告げるベルが鳴り、しばらくして店の主人がやってきた。そして僕たちを見るとこう言って来た。


「おや、殿下方ではございませんか。お呼びいただけば即座に参内いたしましたものを、この様なみすぼらしい店にお越しいただき、ありがとうございます。」


 そう言い終えると深々と頭を下げた、この人物は、僕の経済・財政の先生を務めているワーグスト・ラエンドルである。

この慇懃な態度で挨拶をしてきた先生に対して、僕はこう返した。


「ワーグ先生、生徒が先生の所に来て教えを請うのは、極自然の事です。それに外国から戻ったばかりの人を呼びつけたりするほど、礼儀知らずではありませんよ。」


 これを聞いたワーグ先生は、頭に手を置いて「ハハハ」と笑うとこう言って来た。


「いや、殿下の仰る通りですな。私の負けです。」


 そう言い終えると頭に置いていた片手を上に挙げて、もう片方の手も上に挙げると降参のポーズをとったのであった。

それを見た僕たちも、「ハハハ」と笑い、久しぶりの再会を喜び合ったのであった。


「ワーグ先生、どうでしたか?」


 僕が、そう問うと先生はニコリとしてこう言って来た。


「結果については、後日の授業で申し上げます。それまでのお楽しみでございます。それで本日は、どの様な事で我が商会に?」


 ワーグ先生にそう問われた僕は、これから始まる訓練の事を話し、買いたい商品が、ある事を伝えた。

すると先生は、こう言って来た。


「ふむ、弓と矢ですか。ではカタログと実物のサンプルを持ってまいりますので、少しお待ちください。」


 そう言って席を立つと、奥の方へと引っ込んで行ったのであった。それから数分して奥から小脇に弓と弓に張る弦のサンプルと矢を抱え、もう一方の手に数冊のカタログを持ったワーグ先生が、戻ってきた。

そしてテーブルの上にサンプルとカタログを置くと、こう言って来た。


「では、ご自由に見てください。」


 そして僕は、リウム先生やガル叔父上たちに質問をしながら買い求める商品を決めて行き、そして最後に弦の張り具合をどうするかと言う事に成った。


「こればかりは、訓練をして行きながら決めていくしかないと思う。」


 ガル叔父上が、そう言うと須針師匠が、こう返してきた。


「うむ、妥当ではあるが、ここは一番張り具合の弱い物でも良いと思う。今の殿下の力ならば、それくらいが良いと思って居る。じゃがゆくゆくは、もっと強い弓で鍛錬を積んでいく事に成る。」


 そう言われたので、今の僕に合った張力の弦を注文し、僕たちは、ワーグ先生の店を後にしたのであった。

 そして次の日から、最も張力の低い弓を使いながら、訓練を開始したのであった。


お読みいただきまして、ありがとうございました。


感想、評価、ブックマーク、『いいね!』お待ちしています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。