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第30話 海洋と誘い

遅くなってしまい、すみませんでした。


今回は、短いですが、とうぞ、お読みください。

 僕ことエギル・フォン=パラン=ノルドと、ガル叔父上、シルビア叔母上は、冒険者レギオンの依頼こなし王家別邸に帰った、次の日、僕たちは、再び馬車に乗って王家直轄領を後にして、南へとの旅を続けた。

いくつかの貴族領と王族直轄領の訪問を行いながら、僕たちは、今回の旅の中間地点である、海洋都市〔アルカニス〕へと到着していた。


 〔デイ・ノルド王国〕南部 王家直轄領 海洋都市〔アルカニス〕


 海洋都市〔アルカニス〕、ここは、〔デイ・ノルド王国〕が有している二大海洋都市の一つで、この〔アルカニス〕から西に約110k離れた所にもう一つの海洋都市である〔ソベス〕がある。

この2つの都市が、〔デイ・ノルド王国〕の外交、軍事、海運の重要拠点であるのは、言うまでもないが、〔アルカニス〕が、〔ソベス〕より勝っているモノが、一つある。それが湾港の機能である。

〔アルカニス〕には、第零番埠頭と呼ばれる埠頭が、存在している。この埠頭は、いかなる大きさの船も係留することが出来、そして船を修理する為の整備ドックとして使用することが出来るのである。

その為、船で我が国を訪問する外国の使節団に大変好評であり、そしてそれが理由により、首都〔ハルマ―〕以外で各国の在外公館が、置かれている唯一の都市であった。


 そんな都市に僕は、初めて足を踏み入れたのであった。乗っている馬車の窓を少し開けると、潮の匂いを含んだ匂いが、漂って来た。

それを嗅いで僕は、海の近くにやって来たんだなと実感したのであった。僕たちの馬車列は、〔アルカニス〕の中心部にある王家の城であるアルカニストロ城へと向かった。


 アルカニストロ城に到着すると、城代を任されている海軍中将が、出迎えに現れた。そしてその場で、中将からお爺様にこんな事が、伝えられた。


「先王陛下、〔スカイテール連邦王国〕のディスダベル先王陛下が、つい二日前に〔アルカニス〕へと参られて、城にご滞在なされております。」


 それを聞いたお爺様は、驚いてこう中将に尋ね返した。


「何? いったい何をしにやって来たのだ?」


 それを尋ねられた中将は、こう答えた。


「はっ、ディスダベル先王陛下が、言われたのは、「一緒に〔スカイテール〕に向かおうではないか、その為に迎えに来た」との事です。」


 それを聞いたお爺様は、中将にダベル大叔父上が、滞在している部屋へと案内する様に言って、中将と共に城の中へと消えて行ったのであった。

そして僕は、城の侍女の案内を受けて、数日間泊まる事になる部屋へと、向かったのであった。


お読みいただきまして、ありがとうございました。

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