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4話:木下家の秘密と財産とサリーとの出会い

 七郎が大学での話、その後アップル入社した話などをした。1974年11月、突然、七郎の父で友人の大手商社の役員、山下真一から電話があり東京で会った。喫茶店でスイスのピクテ銀行の書類を見せてもらうと金の地金144キロ保管してあると書いてあった。


 大正バブルの末期、まだ、軍部の統制が厳しくない頃に木下家の東京の広大な土地と大きな屋敷、別荘、車などを売却した。そして、密かに大手商社の役員、山下真一に依頼して全て、安全資産の金と預金に変えたらしい。


 山下真一が、帰り際、必要な時には、私に、指示してくれれば日本円か米ドルに換金できると話してくれた。木下家の全員が亡くなり全部、七郎さんの財産となったと話してくれたが、何か、きつねにつままれた様な感じで、にわかに信じられなかった。


 山下真一は、用件を言うと名刺と渡してくれ、私も65歳を越え、もし私に何かあれば息子の山下洋一「35歳」に、この件は話してあるので、彼と話してくれと言われた。同じ弁護士事務所か、家にいるから、いつでも連絡がつくと言った。


 重大な事を話ししてくれ、ありがとうございますとお礼を言って失礼し、鎌倉のリチャードの家に戻った。木下家の遺産の事をリチャードに話すべきか考え悩んだがリチャードは七郎を我が子同様に可愛がってくれ家も金も貸してくれた。


 やはり秘密を明かす事を心に決め、木下家の全財産がスイスのピクテに3215トロイオンス「144Kg」の金地金があり家族が1959年の飛行機事故で全員亡くなり相続する事になったというと目を丸くして本当かと何回も聞いた。


 七郎が、本当だと言うとリチャードが、七郎の家系は日本の財閥の関係かと聞くので徳川家の親戚と伝えると江戸幕府の徳川かと聞き直した。そうだと言うと七郎の才能が木下家の小さい時の英才教育のお陰げだと納得した。


 リチャードは七郎を以前にも増して好きになり頼もしく思った。今度はリチャードが有名な大富豪ファミリー・ロスチャイルド「ロスチャイルド」家の子孫だと打ち明けた。七郎もリチャードがRSC「ロスチャイルド」家出身とは信じられないと驚いた。


 リチャードが笑いながら、これで、イーブンだなといった。ロスチャイルド家もスイスのピクテ社に口座を持っていて大きな金をプライベートバンクで投資て資産を増やしていると言った。木下七郎も弁護士からスイスのピクテに預けていると言っていた。


 そこで、リチャードが、七郎一人で管理するのは難しい。だから良かったら、ロスチャイルドグループのプライベートバンクに七郎名義の口座を新しく開かないかと言ってくれた。それを聞いて、七郎は言われた通りにした。


 翌日、リチャードが、ピクテの担当者に電話して財産の処理を指示し、翌週、全部、完了したと連絡が入った。リチャードの義理の息子と言う事で、プライベートバンクに登録したようだ。リチャードが、これでピクテのプライベートバンクが節税や投資を指導してくれると言った。


 七郎はリチャードに礼を言うと、リチャードが七郎も正式に私の義理の息子になったんだと喜んでくれた。七郎が1979年26歳の時、リチャードの古くからの友人の娘さんが日本に留学しているんだけれど、一度、会ってみないかと言った。


 名前は、サリー・ロスチャイルドと言う。彼女に、七郎の事を話したところ本人から興味があるので是非、紹介して欲しいと言われたと話した。彼女は、日本の文化、着物、武道、武士道、日本の花、山、紅葉が好き。現在、東京で英語学校の教師をしており24歳。


 UCLAを卒業して、すぐ日本に留学したそうだ。六本木のアマンドで彼女と会い七郎が流暢な英語で自己紹介をし、お返しにサリーが日本語で自己紹介をした。七郎は聡明で明るく、笑顔の綺麗な美人で一目で気に入ってしまった。帰る前、突然、会って欲しいと出しゃばって、ごめんねと、彼女が言ったのには驚いた。


 なる程、日本が好きというのがよくわかる気がした。サリーが七郎さんは柔道の黒帯だそうですねといい、その内に、柔道着を着て、練習しているところをみたいわと言った。七郎が、たまに横浜の道場に行きますので、良かったらどうぞと言い、また電話で、ご連絡しますと、サリーに告げた。

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