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悪党には死を 理不尽な暴力が嫌いな男  作者: 慈架太子


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第四十章 特訓開始


 翌日、俺は王都の外の訓練場に向かった。


 広大な平原。


 そこにリンとゼンドウが待っていた。


「遅いわよ、レオン」


 リンが笑う。


「悪い。遅刻はしていないはずだが」


「冗談よ。さあ、始めましょう」


 リンが大剣を抜く。


「まずは私と手合わせよ。全力で来なさい」


「分かった」


 俺は天空の聖剣と魔王の剣を抜く。


 二刀流。


 リンが驚く。


「二刀流!?面白いわね」


 リンが構える。


 その瞬間、リンの周囲に強大な闘気が溢れ出す。


 剣聖の闘気。


 魔力とは異なる、純粋な戦闘力だ。


「行くわよ!」


 リンが一気に距離を詰めてくる。


 速い。瞬間移動並みの速度だ。


 大剣が俺に振り下ろされる。


 俺は二刀で受け止める。


 衝撃で地面が砕ける。


「やるわね!」


 リンが連続攻撃を仕掛けてくる。


 無数の斬撃が俺を襲う。


 俺は全て受け流す。


 そして、反撃する。


「速い……!」


 リンが俺の攻撃を防ぐ。


 剣と剣が激突する。


 火花が散る。


 俺たちは互角だ。


 だが、俺はまだ魔法を使っていない。


「魔法も使っていいか?」


「もちろん!全力で来なさい!」


 俺は魔法を発動する。


「フレア・極大!」


 極太の熱線がリンに向かう。


 リンが大剣で防ぐ。


「剣で魔法を防ぐのか」


「剣聖の技よ。闘気で魔法を切り裂く」


「なるほど」


 俺は連続で魔法を放つ。


 メテオ、アイススピア、熱湯ウォータージェット……


 全てをリンが剣で防ぐ。


「凄いな」


「あなたもね。その魔法の威力、尋常じゃないわ」


 俺たちは一旦距離を取る。


 ゼンドウが手を叩く。


「素晴らしい。二人とも素晴らしい実力だ」


「ゼンドウ殿も参加するか?」


「いや、私は見ているだけで十分だ。お前たちのような若者には勝てん」


 ゼンドウが笑う。


 俺とリンは再び戦闘を開始する。


 数時間後、俺たちは疲労困憊していた。


「はあ……はあ……強いわね、レオン」


「お前もな」


 リンが笑う。


「また明日も特訓よ。三ヶ月、みっちり鍛えるわ」


「望むところだ」


 俺たちは訓練場を後にした。


 こうして、三ヶ月の特訓が始まった。


 毎日、リンと手合わせをする。


 ゼンドウから魔法の極意を学ぶ。


 そして、一人で修行もする。


 レベルが上がっていく。


 170、175、180……


 魔力も上昇していく。


 新たな魔法も習得していく。


 そして、三ヶ月が過ぎた。


 魔王討伐の日が来た。


 俺はステータスを確認する。


【ステータス】

名前:レオン

年齢:26歳

レベル:200

職業:冒険者

ランク:SSS

称号:深淵の覇者、龍殺し、魔王殺し、海神殺し、天空殺し、魔神殺し、古代竜殺し


HP:9000/9000

MP:12000/12000


【能力値】

体力:485

筋力:490

魔力:650

敏捷:492

知力:488


 レベルが200に到達した。


 魔力が650まで伸びている。


 そして、新たな魔法も習得した。


「ディバイン・ジャッジメント」――神罰。全てを裁く究極の光魔法。


「ダーク・オブリビオン」――闇の忘却。全てを闇に還す究極の闇魔法。


 これで準備は整った。


 俺はリンとゼンドウと合流する。


「準備はいい?」


 リンが聞く。


「ああ。行こう」


 俺たちは北の魔境に向かった。


 魔王が待つ場所へ。


 最後の、そして最強の戦いが始まる。


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