第三十章 魔王の森
東の大森林。
上空から見ると、その広大さが分かる。
地平線まで続く深い森。
そして、その中心部に異様な闇が広がっている。
魔王の森だ。
俺はその中心部に降り立った。
周囲は薄暗い。太陽の光が届かない。
木々は異様に巨大で、幹は黒く染まっている。
そして、魔力の密度が濃い。
俺は透視で周囲を確認する。
無数の魔物が潜んでいる。
その数、千を超える。
「これは……確かにAランクだな」
俺は慎重に進む。
すぐに魔物が現れた。
ダークウルフ。闇に染まった巨大な狼。
十頭が群れをなして俺を囲む。
「グルルルル……」
狼たちが襲いかかってくる。
俺は反撃する。
「アイススピア・連射!」
十本の氷の槍が狼たちを貫く。
狼たちが倒れる。
だが、すぐに次の魔物が現れる。
ダークトレント。闇に染まった巨大な樹木の魔物。
高さ二十メートル以上。
枝を振り下ろしてくる。
俺は瞬間移動で回避し、反撃する。
「フレア・極大!」
極太の熱線がトレントを焼き尽くす。
トレントが倒れる。
さらに奥へ進む。
すると、無数の魔物が一斉に襲いかかってくる。
ダークオーク、ダークトロール、ダークオーガ……
合計百体以上。
「まとめて来るか」
俺は広範囲攻撃を発動する。
「メテオ・超大型、絨毯爆撃!」
無数の超巨大炎球が上空から降り注ぐ。
連続爆発が起き、魔物たちが次々と吹き飛ばされる。
半数以上が消滅した。
残った魔物には氷魔法で対処する。
「アイスストーム・広域展開!」
巨大な氷の嵐が魔物たちを包み込む。
魔物たちが凍結し、動けなくなる。
そして、トドメを刺す。
「アイススピア・全方位連射!」
無数の氷の槍が四方八方に飛び、凍結した魔物たちを粉砕する。
全滅。
俺はさらに奥へ進む。
森の中心部に近づくにつれ、魔力の密度が増していく。
そして、巨大な城が見えてきた。
いや、城ではない。
巨大な樹木だ。
高さ百メートル以上の超巨大な樹木。
その幹には無数の穴が開いており、まるで城のようになっている。
魔王の森の中心。
魔王の城だ。
俺は城の入口に近づく。
すると、巨大な影が現れた。
ダークエント・ロード。闇の樹王。
高さ五十メートル以上の超巨大な樹木の魔物。
「よくぞここまで来た、人間よ」
樹王が口を開く。
「我は魔王の森の守護者。ここから先には行かせぬ」
俺は構える。
「通してもらう」
樹王が無数の枝を振り下ろしてくる。
直径数メートルの太い枝。
俺は瞬間移動で回避し、反撃する。
「フレア・極大、連続発射!」
無数の極太熱線が樹王を貫く。
樹王の体に穴が開く。
だが、すぐに穴が塞がる。
「無駄だ。我が体は森そのもの。焼いても、切っても再生する」
「なら、根ごと破壊する」
俺はアースクエイクを発動する。
「アースクエイク・最大出力!」
地面が激しく揺れる。
樹王の根が地面から浮き上がる。
その瞬間、俺は攻撃する。
「絶対零度!」
周囲の温度が急激に下がる。
マイナス二百七十度。
樹王の根が凍結する。
そして、俺は追撃する。
「アイススピア・超連射!」
無数の氷の槍が凍結した根を粉砕する。
樹王の体が傾く。
「ぐおおおっ!?」
樹王が苦痛の声を上げる。
俺はさらに攻撃する。
「熱湯ウォータージェット・最大出力、連続射撃!」
超高温の熱湯が樹王の幹を貫く。
「フレア・極大、全力連射!」
無数の極太熱線が樹王を焼き尽くす。
樹王の体が徐々に崩れていく。
「まさか……我が……」
樹王が倒れる。
巨大な魔石が転がり出る。
俺はそれを回収した。
そして、魔王の城に入る。
内部は薄暗く、闇が濃い。
階段を登っていく。
各階には強力な魔物が待ち構えているが、俺は全て撃破していく。
そして、最上階に到達した。
そこには、一つの玉座がある。
そして、玉座に一人の男が座っている。
いや、人間ではない。
魔王だ。
全身が黒い鎧に覆われ、巨大な剣を持っている。
身長は三メートル以上。
圧倒的な存在感だ。
「よく来たな、人間」
魔王が立ち上がる。
「我は魔王ヴォルガン。この森を統べる者だ」
「俺はレオン。お前を倒しに来た」
「フフフ……面白い。人間が我を倒すと?」
魔王が剣を構える。
「では、見せてもらおう。貴様の力を」
俺も構える。
「行くぞ」
魔王が一気に距離を詰めてくる。
速い。瞬間移動並みの速度だ。
巨大な剣が俺に振り下ろされる。
俺は瞬間移動で回避する。
剣が床に叩きつけられ、床が砕ける。
「速いな……だが」
魔王が即座に方向転換し、俺に斬りかかる。
俺はアイスウォールで防ぐ。
剣が氷の壁を切り裂く。
だが、その隙に俺は反撃する。
「フレア・極大!」
極太の熱線が魔王を貫く。
魔王の鎧に穴が開く。
だが、魔王は平然としている。
「ほう……やるではないか。だが、この程度では我を倒せぬ」
魔王が黒いオーラを放つ。
闇の魔力が部屋全体を覆う。
「ダーク・ドミネーション!」
闇の支配。全ての魔法の威力を半減させる結界だ。
だが、俺には関係ない。
俺は深淵の王冠を装備している。
全属性魔法威力が倍になる装備だ。
半減されても、元の威力のままだ。
「メテオ・超大型、連続投下!」
無数の超巨大炎球が魔王に降り注ぐ。
魔王が驚く。
「何!?威力が落ちていない!?」
爆発が連鎖し、魔王が吹き飛ばされる。
俺は追撃する。
「熱湯ウォータージェット・最大出力、全力連射!」
無数の超高温熱湯が魔王を貫く。
「アースクエイク・直下型!」
魔王の真下の床が崩壊し、魔王のバランスが崩れる。
「絶対零度!」
魔王の周囲の温度が急激に下がる。
魔王の動きが鈍る。
その隙に、俺はトドメを刺す。
「複合魔法奥義――エレメンタル・アナイアレーション!」
全属性を融合させた究極の攻撃魔法。
魔王の体が光に包まれる。
「ぐあああああああっ!」
魔王が絶叫する。
そして、崩れ落ちる。
魔王ヴォルガン、撃破。
俺は巨大な魔石を回収した。
そして、玉座の後ろにある宝物庫を発見する。
中には金貨が山積みされている。
そして、中央に一つの剣がある。
黒い剣。魔王の剣だ。
俺はその剣を手に取った。
【装備】
・魔王の剣(全攻撃力×1.5、闇属性付与)
俺は魔王の剣を装備した。
魔王の森、攻略完了。
俺はテレポートでグランヴェルのギルドに戻った。




