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詩:雨音、コーヒー豆
詩:雨音
外は雨音
春の合間に鳴く音に、
君も休みなさい
と、言われてるようだ
内はパンを出す音
カレーパン
フレンチトースト
チョコチップパン
150円が一斉に並ぶ
目が、左から右
上から下と動く中、
ウインナーパンできました!!
もちろん欲しい
もちろん150円
どうやらここはb型作業所
だから、この安さか
内にいるスタッフに、
君たちも少しは休んでください
春の雨音の代わりに告げる
外に出ると、まだ雨だ
早く、夏の日差しを浴びたいものだ
詩:コーヒー豆
コーヒー豆が舞う
エルサルバドルからやって来た
かわるがわる
鍋を振りながら
コーヒー豆が舞う
コーヒー豆が散る
ケニアからやって来た
一人一人
豆を削りながら
コーヒー豆が散る
コーヒー豆を飲む
お供はパンナコッタ
君が作った
君が注いだ
コーヒー豆を飲む
喉を通り、殻を破り、言葉が飛び出し、
酸っぱかった
苦かった
美味しかった




