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詩:スターチス、籠
詩:スターチス
その紫の花
ぼくはどうして主役になれないのだろう?
行き交う人々
走る車
二酸化炭素を吸って
酸素を吐いて
君たちに貢献できているのだろうか?
その白い花
ぼくはどうして生まれてきたのだろう?
帰宅してからの電話
他愛もない会話
君と君の愛を吸って
君と君の未来を吐いて
君たちに貢献できているのだろうか?
詩:籠
籠に羽根が生えた
一匹じゃない
何匹もだ
籠は欲している
お金じゃない
愛をだ
籠は飛び立った
目指すは天空の花
花の頂点には蜜がある
そこに行けば愛がある
そう勘違いしているんだろう
籠はもう籠では無くなっていた
立派な鳥になっていた
蜜に惑わされる鳥に
愛を知りたい鳥に




