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妖かし桜が散るまでに  ~人嫌いの陰陽師と、人を愛した妖怪  作者: 貴良 一葉
第三幕 散舞 ~散れども終わらざりし時~ 下の巻 ー決戦編ー
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*設定・解説*【陰陽術一覧】

 第三幕・下の巻で新たに登場した陰陽術の一覧になります。

 主に五気混合術、それなりに品格のありそうなものを考えました。


 今回最後になりますので、術の制作方式についても記録いたします。

 よろしければお楽しみください。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 <魁特権 五気混合術>

 相生の思念により、気をも作り出す特質がある。

 術を造る基盤となる気はあるが、発動時にすらその気の有無は問わない。

 また術に五行全ての気が練り込まれるため、相剋も相侮もない。

 心力さえあれば正に負けなしの最強術。はっきり言ってズルい。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

しょう・光りほむら

  目映いほどの緋色の光を放出し、超高温の熱波を発生させて

  その波圧で相手を吹き飛ばす術。

  基盤は火と金の気。


奔流ほんりゅう白楯しろたて

  その勢いで白く濁る滝の如く、水の壁を打ち立てて防御する術。

  日本書記に登場する伝説の白楯に見立てたもの。

  基盤は金と水の気。


豊饒ほうじょう網礫もうれきいばら

  土壌から細かい瓦礫を網目の如くに形成し、

  鋭い棘の畑のように大量に乱立させる術。

  殺傷能力の高いものだが、拓磨は避雷針として使用。

  基盤は木と土の気。


神火簾しんかれん

  空から滝のように流れる炎の帯を浴びせ、相手を焼き払う術。

  基盤は火と水の気。


天風吹花てんぷうすいか

  拓磨が考案した独自の術。

  花嵐を起こし、特定の陰陽師の心力を生成する能力自体を無にする。

  基盤は木と金の気。

  華葉の妖術に影響を受けている説、濃厚。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 <妖術>

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

[使用者:雷龍]

百雷迅ひゃくらいじん

  空一面を埋め尽くすほどの雷を多発させる術。



[使用者:雪音]

◆忌まわしの六花りっか

  冷たい暴風による吹雪を巻き起こす術。

  その雪に接触すると細かい傷ができていく。


◆狂おしの雪獄せつごく

  巨大な雪の塊が盛り上がらせ、相手を飲み込む術。

  急激に体温を奪って凍死させる。



[使用者:氷雨]

摧破さいはたる氷槍ひょうそう

  大きめの氷塊を生成し、砕いた後に鋭い槍として相手を刺殺する術。

  砕くことで鋭い切っ先を作ることができる。

  長さは初めに作る氷の大きさで調整する。


獰猛どうもうたる氷晶ひょうしょう

  粒子の細かい氷を生成し、吹雪のように吹き荒らす術。

  氷が接触した部分から凍結し何もかも氷漬けにする。

  空気自体も氷点下になるため、息をすると呼吸器官から凍傷する。


牢固ろうこたる氷帽ひょうぼう

  分厚い氷の塊で自身を包囲する防御術。



----------------------------------------------------------------------------------



[各種術の制作方式]


◇安曇家系術

 漢字四文字。流れるように美しい術が多い。

 余談ですが連載開始時、術前に「◯◯式陰陽術」や「妖術」と付けるのは格好悪いと思っていたのですが、無いと連記した場合に誰の術か分からなくなるので、今では正解だったと思っています。


◇嘉納家系術

 漢字三文字。安曇よりも残虐性の高い術が多い(妖怪に容赦ない)。

 更に最初に作った術が偶然二つとも末尾「ん」で揃ったため、「ん」で終わる規定も取り入れてしまい、後々とても後悔する。


◇その他家系術

 弦間・入海は嘉納家の弟子が独立した家系なので、既存の嘉納家系術の名称を変えたものが基本。漢字三文字も継承。

 大原は独自なので「◯◯の**」と「の」で繋げます。


◇共通術・五気混合術

 歴代の陰陽師たちが考えた術なので、各家系術の色が出ます。

 それを踏まえてもう一度見てもらえると、面白いかもしれません。

 (陰陽家は安曇や嘉納以外にも古くからある家はあります)


 共通術の前につく「急々如律令(にょりつりょう)」は『急ぎ律令の如くせよ』という意味があります。簡単にいうと『急げ!』なので、本来は「~~、急々如律令!」という感じで使うのが正解のようです(後から知りましたが、そのままいきました)


◇呪詛陰陽術

 おどろおどろしい、が題材。

 一応基盤となった家系術はあると思いますが、大原家とは別です。


◇妖術

 華葉:()()、安曇家系に由来。一から三で桜の開花過程を表しています。

 雷龍:雅章に影響を受けているので、嘉納家系に由来。

 白狼:月の現象が主体。「月光柱げっこうちゅう」は絶対使いたかった。

 和邇:漢字五文字で、岩石の種類+形状が分かるような名称。

 桛木:風の現象が主体。字数は技の威力で増やしてみました。鎌鼬……。

 雪音:形容詞+雪の現象。女子なので可愛くしたかった。

 氷雨:動作を現す言葉+氷の現象。最初もっとダサかったです。



 全て基本的に、声に出しても語呂が良いように作っています。(多分)

 映像化とか夢は大きくありますからね!(ん?)


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