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■第16話~第20話のあらすじ

■全体のあらすじ

「東の森へ行ってほしい」——師匠が初めて、自分の限界を打ち明けた。湖周辺までは過ごせるが、それより先へ進もうとすると、見えない力に押し返されてしまう。師匠が辿り着けたのは、そこまでだった。

だから師匠は頼んだ。「私が見られない世界を、見てきてほしい」と。その言葉を受けたさくやたち100人は、師匠の届かない闇の森へと歩み出す。方向感覚を失い、夜には正体不明の視線にさらされながらも前へ進み続けた先に、白いヤマネコが待っていた。導かれた洞窟の奥には、孤立して困窮するサムライの村と、その守り人・リトルジュウベェたちがいた。

牢に入れられてもなお逃げず、村の再建を申し出たさくやたちは、畑を蘇らせ、城を建て直し、新たな仲間とともに帰還する。師匠には見えない景色を、さくやたちが見て持ち帰る。その往復が、二つの世界を繋いでいく。そして師匠は次の一手を静かに描く——村と拠点を繋ぐ、小さな鉄道を。


■各話あらすじ

第16話 師匠が行けない森へ

師匠が打ち明ける。湖周辺までは過ごせるが、東の森へ踏み込もうとすると見えない力に押し返され、やがて立っていられなくなる。その事実を静かに告げ、さくやたちに探索を依頼した。師匠が初めて頭を下げたその姿に800人が背筋を伸ばし、精鋭100人が出発する。森の中では師匠の残した目印を頼りに進むが、やがて目印が途切れ、夜には闇の中に何かの視線を感じながらも前へ進み続ける。


第17話 白いヤマネコと最後のチュール

師匠の目印が途切れた先、方向感覚を失った森の中で5匹の白いオオヤマネコに囲まれる。師匠が「何かあったら使いなさい」と持たせてくれた最後のチュールで事態を打開し、ヤマネコたちに先導されて洞窟を抜けた先に「サムライの村」を発見。出迎えたリトルジュウベェに「覚悟を見せよ」と告げられ、そのまま牢に入れられてしまう。


第18話 小さきサムライと夜の大脱走

忍者部隊が牢を抜け出し、夜明け前に村を調査。枯れた畑と壊れた家を目にして「見過ごせない」と判断し、翌朝、逃げずに広場に整列して村の再建を申し出る。師匠には届かない場所で、師匠の言葉だけを胸に動いたさくやたちの姿に、ジュウベェたちの心が解けていく。「過去より未来や」——その夜、初めての宴が広場に灯った。


第19話 村のかたち、志のかたち

畑・田んぼ・建物・柵・指導の5班に分かれて村の本格再建が始まる。白いヤマネコがクマと戦って村を守り、城は5階建てに拡張された。帰還の日、10人のジュウベェが同行を志願。師匠の「皆で帰ってきてください」という声を胸に、さくやたちは湖の拠点へ戻った。


第20話 出発進行!小さな鉄道が大きな未来へ

白いヤマネコの先導で一日で帰還したさくやたちの報告を、師匠は一言も挟まず静かに聞き続けた。そして爆音社長を交えて構想を発表する——村と拠点を繋ぐ、小さな鉄道を。師匠が行けない場所へ、鉄路だけが延びていく。書斎で計画書に「さくや鉄道。東の森線」と一筆書き添えた師匠は、静かに窓の外の森を見つめた。


■登場人物

■リトルジュウベェ

東の森の奥にあるサムライの村の守り人たち。さくやたちと同じ背丈で、黒い装束に細身の剣を持つ。全員が同じ顔だが微妙に違う。真面目で誠実だが、何かあるたびに「切腹する」と言い出す。さくやたちを通じて初めて外の世界と繋がり、10人が拠点に同行することに。口癖は「〜にござる」。

白いヤマネコたち(5匹)

東の森に生きる大型のヤマネコ。森の守り神的な存在で、侵入者を村へ導く役目を持つ。チュールで心を開いた後はさくやたちの仲間となり、クマと戦って村を守る。湖の拠点にも同行し、師匠にも静かに認められる。




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