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4.ミステイク
side『堕天使ウリエル』
頭上から降り注ぐあたたかい雨で目が覚めた。
見上げると、蜂蜜のような金色の髪、そこから覗く尖った耳、涙で煌めく“太陽の石”の瞳、白磁器のような肌には、目尻から頬へと痛々しい涙のあとがある太陽の民が驚いた顔してボクを見下ろしていた。
太陽の民の桃のような仄かに色づく唇がなにかを紡ごうとしている。
ボクは太陽の民からする完熟した果実のような甘い香りに誘われて…
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気がついたら食べ終わった後でした。
初対面相手になにをしているのだと後悔と反省を繰り返していたボクは、隣で気絶するように眠っている太陽の民が忽然と姿を消したのに気がついてなかったのでした。




