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カフェオレ・ダーリン  作者: 風犬 ごん
16/53

息抜き


 天気は快晴。息抜きにお出かけしませんか? と、美影さんに誘われて、私は二つ返事で本家を出た。

 ダンスレッスンの成果はまずますで、足を踏むことも転ぶことも限りなく減った今、あとは優吾のリードについて行くだけという課題が残るのみ。


「ほぼ休みなく覚えて来られたのですから、たまには休息も必要でございます」


 そう言って笑ってくれる美影さんの甘さに私は感謝するばかりだ。

 もう、本当に飽きてたのでマジで助かる。


「でも要さんに怒らるかなぁ」


 そんな不安はあるのだが、要さんが鬼のように怒る姿なんて想像できないし。でも、ちょっとだけね。


「大丈夫ですわ。要に怒られるとすれば私ですから、春乃様は何も気に病まれることはございません」


 美影さんは私のすぐ後ろでそう言って笑う。


「いや、気に病むって普通。要さんに怒られそうなら、私もちゃんというから、そこは気にしないで」


 出かけようと誘ってくれたのは確かに美影さんだが、それを二つ返事で了承したのは私なのだ。美影さんが悪いわけじゃない。


「主の役に立てるのならば、同僚に怒られるくらい痛くもありませんわ。私は春乃様に喜んでいただけるだけで幸いでございます」


「うん、えっと、ありがとう」


 相変わらず、美影さんのこのノリにちょっとついて行けない時はあるが、私のためにいろいろやってくれようとしているので、一応素直に感謝の言葉を口にした時だ。


「でもさ。美影は少しくらい要に怒られたほうがいいよね。絶対に」


 という、私たちとは違う声が私のう後ろから聞こえて、私は慌てて振り返った。

 そこには、私より少しだけ背の高い、美影さんや要さんと同じような黒スーツを身にまとった青年が一人、少しあきれたような顔で美影さんに視線を向けて立っているのがわかる。

 これまたすこぶるきれいな顔をした青年で、赤い目と真っ白い髪が人間離れした雰囲気を醸し出していた。あれだ。実は天使です、と言われたらうっかり信じてしまうそう。

 そんなことを考えていた私の横で、美影さんはとくに警戒するでもなく。


「あら? 心の潤いを提供するのも従者の務めじゃないかしら?」


 なんて、目の前の白い青年に笑みを見せていた。

 ああ、なんだ知り合いか。目の前の青年が要さんの名前を口にしてるから、関係者であることは間違いないんだろうけどさ。


「出かけることに反対してるわけじゃないよ。報告義務を怠っていることについて不満を持ってるんだ」


 白い青年はそういうと、言葉通りの不満顔を見せる。申し訳ないが、その不満顔もめちゃくちゃかわいい。だって丸くて大きな両目に白くて長いまつげが彼を幼く見せていて、もしかすれば、私が考えている年齢よりも、もっと年食ってる気がするのだ。

 陶器のような白い肌に頬や唇の赤さがより際立って、一瞬、童話の白雪姫を思い出してしまった。まあ、あっちのお姫様は黒髪に黒目なんだけど。


「じゃあ、見つかったついでにひーちゃんが要に報告しておいてくれない?」


 なんて、私が目の前の青年の可愛さに感動していると、美影さんがそういいながらかわいらしく小首をかしげて微笑んで見せるが、白い青年は両目をすっと細めたと思えば、人の悪そうな顔で口の両端を吊り上げて、ニヤリという効果音が付きそうな笑みを浮かべて見せる。

 これは、ギャップ萌え……に入れていいんだろうか?


「やだよ。俺の仕事じゃないもの。久しぶりに要に絞り切ってもらえばいいよ。それが嫌なら今から要に報告しに戻ればいいんじゃないかな?」


 そういうと、白い青年は先ほどの美影さんと同じように小首をかしげてかわいい顔で笑った。


「もうっ。ひーちゃんったら私にだけいつも厳しんだからっ。でも今から報告になんて行かないわよっ。私がここから離れたらご主人様を連れてっちゃう気でしょっ! その手には乗らないわよっ!」


「チッ。まあ俺が怒られるんじゃないからどうでもいいや」


 どうでもいいのかよ。てかこの白い青年、見た目は天使なくせに中身がなんか黒い気が……。

 なんて若干引き気味の私に、白い青年は私の前まで歩みを寄せて、右手を胸に添えると深々と私に頭を下げて見せて。


「お見苦しいものを失礼いたしました。私は虎白楼家当主、虎白楼こはくろう ひじりと申します。初めまして、春乃様」


 そういうと、晴れやかな清々しい笑みを見せてくれた。先ほど美影さんとのやり取りをしていた青年と同じとは思えない豹変ぶりだ。しかも、駒百合側近四家の一つなうえに、こんな若そうに見える聖君が当主と来たから、重ねてびっくりした。


「えっと、よろしく」


「それで、どこに行くかはもうお決まりですか?」


 と、そういったのは聖君の方からだった。

 そういえば出かけようって話をしてたんだったわ。でも聖君は私たちを止めに来たわけじゃないのかな? さっきの美影さんとのやり取りで、止めに来たわけじゃなさそうだって感じはするけど。


「ちょっと、ひーちゃんも来る気?」


 美影さんが少しだけ不満そうに声を出せば。


「俺も買い物に行きたかったんだよね」


 聖君が嬉しそうに美影さんへ満面の笑みを向けた。

 まあ、私は美影さんと聖君の二人と一緒に行くことに何の問題もないけどさ。

 てことで、私たちは駐車場を目指してひとまず進む。


「でもいざどっか行こうって言っても、なかなか思いつかないよねぇ。今のところ欲しいゲームはないし、家具だのは壊れてないし……そう言えば――」


 私は横を歩く美影さんを仰ぎ見て。


「パーティー当日の服装とかは、もう決まってるんですか?」


 そう聞けば、美影さんは微笑みを顔に浮かべながら口を開いた。


「お色直しの分も含めまして、奏様と雅臣様がご用意していらっしゃいますので、春乃様は後日、優吾様と最初のドレスを選んでいただくだけとなります」


「完璧かよ」


 本当に私の出る幕ねぇな。なんてちょっと息を吐き出す私に。


「ですが春乃様。奏様と雅臣様がお選びになっているのはあくまで手順の一つであって、必ずしもそれを着なくてはいけないということではなくて、優吾様や春乃様が気に入らないと思われるなら、パーティーの前日までであれば全てのドレスを入れ替えることも可能ですよ。さすがに当日では時間が足りませんので我慢していただくほかありませんけど」


 そう言って苦笑いを見せる聖君に、私はぎょっとして聖君を見つめ返した。ちょっと待てお前。


「どこのわがまま暴君だよそれは。さすがに当日になってドレスが気に食わないとか癇癪起こさないよっ」


 私は子供か? 大体、どんなものを選ぶのがいいかすらわからない私に、現当主夫妻が選んでくださったものを拒否れるわけないだろうっ。いい加減にしろ。


「その代りといっては失礼ですが、結婚式、披露宴共々、優吾様と春乃様がご随意に計画を立てていたたけますよう取り計らっております」


 私のツッコミに美影さんがくすくすと笑いながらそう教えてくれるが。


「そっちは丸投げなんだ、まあ自分たちで出来るのはありがたいこと、なのかな?」


 どうせなら全部やってもらってもこっちは一向にかまわんがな。


「純白のウエディングドレスに身を包まれた春乃様は、さぞお美しいことでございましょうね。私は今からそれが楽しみでなりません」


 なんて、乙女のように嬉しそうに笑う美影さんに、さすがに私は苦笑いを返した。


「過度な期待はしないが吉だよ美影さん」


 頼むから、アラサー女にハードルを上げてくれるな。色々と。そう私が乾いた笑いを顔に浮かべていれば。


「でも、そういう意味での女性の純白ドレスって一生に一度のものですよね? 自分も結構楽しみなんですよ?」


 聖君までそう言って、頬を先ほどより赤くしキラキラと微笑んで見せる。

 お前らなぁ。いったい私に何を期待しているんだ? 所詮やる気ないアラサー女だぞ? 過度な期待は外れた時が大惨事だからな? 私は知らんからな。


「でも本当、どこ行こうか?」


 一先ず式だのパーティーだのの話は置いといて、どこに行こうかと悩んでしまう。


「ではウインドショッピングというのはいかがでしょうか?」


 美影さんがそう切り出すころには、私たちは駐車場にたどり着いていた。


「ショッピングねぇ。そういえば最近は服もアクセサリーも全然見に行ってないかも」


 流行りものを追いかけるのは苦手だし、アクセサリーの類も今持っている分で割と十分な気もするから、たいしてほしいものも思い浮かばないんだけど、冷やかし程度に見に行くのもありだよな。

 見に行けば逆に欲しくなるものもあるかもしれない。買い物は嫌いじゃないし。


「あ、そういえば俺も気になってるピアスがあったかも」


「私も新色のグロスが気になりますし、最近は有名な海外ブランドの化粧水も気になっておりますの」


 そう言って真剣に悩み始める聖君と、両手を合わせて頬を染める美影さんは、まるで女子だった。二人とも美人さんだものね。気のせいか、君らが輝いて見せるぜ。




 私、女子高生と買い物に来たんだっけ?


「きゃっ! これステキですわっ! 春乃様、これなんて春乃様にぴったりっ!」


 私は何となく顔に笑みを浮かべる。まあ、うん。美影さんが嬉しそうで何よりだ。

 ちょっと車で走って三十分。ということで、私と美影さんと聖君は大手デパートの化粧品売り場まで来ていた。


「美影ウザい」


 聖君の冷たさや黒さは美影さん限定らしいというのが分かってきたころ、すでにここに来て一時間は経過してるんだが、聖君の言葉も何のその、美影さんのテンションが上がりに上がっていらっしゃる。


「いつもこんな感じ?」


 と私の横に居る聖君に聞けば。


「大体いつもこんな感じです」


 そう言って聖君はため息を吐き出して見せた。

 デパートの一階に三フロアにわたって化粧品売り場が広がっている。様々な会社の化粧品が色とりどりに売り場に飾られ、美影さんは終始嬉しそうだ。

 美影さんや要さんを見ていると思うが、なんか休みらしい休みってあるように見えないし、なかなか買い物にも来られないのかもしれないと思うと、彼のテンションの高さも仕方ないとは思える。そのテンションと仕草にあやうく『彼女』とか言いそうにはなるが。

 美影さんの選んでくれたブロッサムピンクのグロスを手に取り、なかなかいい色だなぁと思いつつ美影さんに視線を送ると、彼は本当に嬉しそうにあれもこれもと目移りが激しい。

 手に持ってるものは、全部買うつもりなんだろうか……。


「美影さん、全部ブランドが違うけどいいの」


 私がそう言って彼の手元を指させば。


「ええ、普段は専門店にしか行きませんので、こうやって様々なブランドが選べる機会に、もっとお気に入りを増やしてみようかと思いまして」


 彼はそう言ってはにかんで見せる。

 うん、よし、私は今日、女の子と買い物に来たってことで自分を納得させよう。そうすればもう何も気にならない。むしろ気にしない。


「女子かよ。なんか腹立つなぁ。でも春乃様はそれ買うの? 美影は趣味『だけ』はいいから、間違いはないと思いますよ。ブロッサムピンクとか、わりと可愛い色ですよね」


 にこりと微笑みながら、美影さんに吐き出した言葉とは違う柔らかな声で、私の手元をのぞき込む聖君に私も笑い返しておいた。確かにこのグロスはわりと好みだ。


「ちょっと美影、俺も見たいのあるんだからさっさと決めて買ってきてよ」


「もうっ! 急かさないでひーちゃんっ」




 買い物はやっぱり楽しいと思う。そういう意味では私もちゃんと女の子のカテゴリーに分類される生物ってことなんだろうが、美影さんより私の方がテンション低いってのはどうだろうか。私の女子力が低いとでもいうのか……高くはないんだけども。

 美影さんが気になっているという化粧水だの、グロス、ファンデーション、アイライナーなどなど、もろもろ化粧品類を物色し終わり大量に購入――私より美影さんのほうが遥かに買った量は多い――した後、聖君の買い物にも行って、ひと段落してから私たちは休憩にカフェへと入った。

 ちなみに、聖君は貴金属をかなりのテンションで見て回って買っていたのはここに記しておく。シルバーアクセサリーやら、ルビーやらが彼は好きなようだ。

 カフェに入り、それぞれ飲み物を注文して窓際の四人席へ腰を落ち着けると、私たちの会話は先ほど買った化粧品やらアクセサリーやらのことばかりだった。色や形がどうとか、使い勝手がどうとか、値段がどうとか、新色って消えるのも早いから困るとか、そんな女子会かと突っ込みたくなる休憩を挟みつつ。


「まだ昼食には早すぎますわね」


 美影さんが自分の腕時計を見つめてそう言った。

 私も時間を確認するために店の時計へと目を向ける。時間はまだ十時半を回ったあたりだ。確かにお昼には早すぎる。かと言って、これからまた売り場を移動して他の買い物をしようと言うには、中途半端な時間だ。わりと早い時間からデパートに来ていたんだなと改めて思う。

 私はホイップクリームの乗ったアイスカフェオレをストローで飲みつつ、どうしたものかと考えてしまう。ちなみに美影さんと聖君はブラックのホットコーヒーを飲んでいる。どちらも見た目に反して甘いものが苦手らしい。


「十一時くらいまでのんびりして、それからお昼を食べて買い物の続きと行きますか」


 私がそう提案すれば、美影さんも笑顔で頷いてくれた。


「そうですね。ではお昼はいかがいたしましょうか? 上にレストランもあるようですが」


 美影さんの言う上とは、このデパートの上のことだ。八階と九階が飲食店のあるフロアになっている。聖君もデパートの案内図を見ながら「いいんじゃない」と、軽く返事をした。


「ラーメンとかいいねぇ。豚骨醤油食べたい」


 聖君がレストランの案内図を見ながらそう言った。聖君って、見た目よりがっつり食べるタイプなのか。外見的なイメージだけならめちゃフレンチっぽい。


「ラーメン好きなんだ」


「好きですよ。俺、日本酒好きなんで、塩辛とか珍味系も結構好きですけど」


「見た目とのギャップが半端ないわ」


 そう私が思わず突っ込めば。


「いつもそう言われるんですよね。普段の俺ってどう見えてるんだろう?」


 と、聖君は不思議そうな顔で首をかしげて見せる。まあ、線が細いからこじゃれた感じには見えてるんじゃね? とは思いつつ、私もどうなんだろうね。と言うにとどめておいた。見た目で人を判断するのは良くないしね。


「でもラーメンより私はパスタがいいわ」


 今度は美影さんがそういうと、聖君はあからさまに不満な顔を見せた。


「えー。パスタって後で腹減るよー」


「ラーメンと何も違わないわよ」


「じゃあラーメンでいいじゃん」


「油が嫌っ。お肌に悪いじゃないっ」


「だから女子かっ」


 お前ら仲良しだな。


「てか主最優先だろ? 春乃様は何が食べたいですか?」


 美影さんとのじゃれあいに飽きたのか、聖君が私に顔を向ける。まだ全然じゃれあっててくれても私は一向にかまわんよ。見てて楽しいし。でも、確かにお昼は何を食べるか決めておいた方が移動がスムーズになるしな。


「特別これが食べたいってのがないから、なんでもいいんだけどさ。最近、魚ばっか食べてるしなぁ。たまにはお肉もいいかなと」


「春乃様は魚がお好きですものね」


 そう言って笑う美影さんの言葉に、聖君が「へぇ」と意外そうに声を上げた。


「春乃様って肉食っぽいのにね」


「どういう意味だオイ」


 詳しく聞かせてくれるかね聖君。自分も別の草食系とは思ってないが、肉食系に見えるほどがっつりしているとも思ってないぞ。


「いや、なんか春乃様って、エネルギッシュっていうか、面倒くさそうにしてる割には行動力があるから、がっつりエネルギーになるものを好んでそうなイメージがあったんですよね」


「なんだろう。聖君とは今日が初対面のずなのに、なんでそんなイメージ持たれてるの私?」

「一方的に俺たち側近四家が春乃様のこと知ってるだけなんで」


 なんて笑顔で聖君に返され、私はきゅっと口を引き結んでしまった。何それ怖い。


「まあまあ、お気になさらずに。春乃様は自然体でお過ごしくださればよいのですわ」


 美影さんにも笑顔でそう言われたので、私はひとまず監視されてるかもしれない可能性に関してはフタをしておくことにした。むしろ、監視されてる可能性を考えなかった私が間抜けなのだろうか?

 これじゃあ、ますます浮気なんざできねぇじゃねぇかっ! する気もないけどさっ! なんか悔しいっ!


「ホラっ。春乃様、ウナギ屋さんもあるってっ」


 聖君が話題を変えるように案内図を広げて私に見せてくれる……が。


「肉って言ってんのに、人の好物を上げてくるとか……ウナギ食べたい」


 刺身、お寿司、ウナギは大好きだ。くっそう。


「ではウナギでよろしいかと、魚がお好きなのは良いことですわ」


 そう言って楽しそうに美影さんも笑う。


「野菜も好き」


「存じ上げております。甘いものもお好きで、お肉ならブタ、鳥が大好きでございますよね」


「だから、なんで美影さんもこの短期間で人の好み把握してんの? そんなにわかりやすい?」


「いえ、魚と甘いものは明らかに反応が違いますから。それに、要に夕飯のメニューを聞かれると、最初に上がるのが魚料理ですし」


「って、私って分かりやすいな、おいっ!」


「確かに春乃様ってわかりやすいねっ」


 なんて、美影さんや聖君と楽しい時間を過ごしていれば、時間はあっという間に過ぎて、私たちはレストランフロアまで移動することにした。結局、昼はウナギに決定しました。


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