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待ち人は・・!
光は、絶望した。待ち人は、来なかった。ただただ茫然としていた。
その時、後ろから声がした。
「やはり、ダメでしたか・・」
「え?」
光が後ろを振り向くと、防止を深く被った紳士が一人、立っていた。
「あなた、誰ですか?『やはり』って?」
紳士は、言った。
「そうですよね。そのリアクションになりますよね」
もう展望台には、光と、その紳士しか客は、いなかった。
「あなた、スカイツリーに来るのは初めてだと思ってますよね?」
「いや、思ってるんじゃなくて、実際、そうですが・・」
紳士は、告げる。
「実は、違うんですよ・・」




