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プロローグ
ミャウミャウ……
青空の下。
頭上でウミネコが鳴きながら
飛んでいる。
とうとう、来てしまったのね――
憂鬱な気持ちで青い空を見上げる私。
優しい潮風が頬を撫で、
眼前にはどこまでも広がる緑の牧草地帯。
断罪された者が流れ着く島にしては、
あまりにも穏やかな景色だった。
だけど――
「「はぁ~……帰りたい……」」
心の底からのため息が、
隣に立つ彼
――エドワードと綺麗に重なり、
私たちは自然と視線を合わせる。
ここはエデン島。
世間から恐れられる、
断罪された者たちが流れ着く場所。
私とエドワードは、
それぞれの婚約者から理不尽な追放処分を受けた身。
そして本日、
私たちは別名「断罪学園」と呼ばれる
フレデリック学園に、
転入生としてこの島へ降り立ったのである。
モォ~……
遠くの風に乗って、
のんきな牛の鳴き声が聞こえてくる。
「「はぁ~……帰りたい」」
私とエドワードの、
本日七度目の深いため息が重なった――




