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裏魔王との出会い

 姫は、実は、自分では気付かないでいたが、裏魔王のことが好きだったのだ。今は、ギュウッと疲れているので、大人しく抱きついている。


 もちろん、似た風な状況でも、全く好きではない場合だってあるだろう。だが、しかし、姫は好きだったのだ。本人も、気付かない間に。で、なければ、あんなにメロッメロにならないだろう。


 姫は、もの凄く強くて何度も困っている人を助けるために、その困らせている者に悪事を止めさせるために、戦闘で姫に勝てないことを悟るまで攻撃をして倒すという状態にしていた。

 そこで、初めて救う戦闘をした十三歳の時から、五年間、必ずと言っていい程、戦闘中に現れるのが裏魔王だった。

 裏魔王は、四つ年上。裏魔王は、『どこにもない城』に裏魔族や裏魔物たちと住んでいて。神出鬼没。突然、現れ、必ず勝っていた。

 姫は、自分が強いので、きっともし裏魔王が現れたって勝つだろうと思っていた。だが、初めて戦いの途中に、『おいおい。何か、楽しそうなことをしてるな、お前たち』と、言われた時にはギョッとした。なぜか、予感で勝てなさそうな気がしたのだ。そんなことはないと、思い直したが。

 だが、姫が持っていたソードは呆気なく吹っ飛ばされた。姫は、死が近づいてきた気がした。突然現れた自分より強い男に殺されるのだと。そう、終わりを思った瞬間、ギュッと抱きしめられた。『お前。可愛いな。ワレの好みだ』

 一通り触ったり、スリスリッと初めてなので腕に頬擦りをした後で。

 姫の敵が隙を突いて、襲ってきたのを軽く裏拳で倒した。そして、最後に『お前のキラッとした魔力、覚えたから。また、会いに来るよ』と抱きしめて去って行った。

 それから、姫が外で戦闘をするたびに裏魔王は現れ。一方的に、まるで確かめあった両想いのようなスキンシップをとっていったのである。


 そして、今回、姫は夢のお告げで、裏魔王に心を読まれるのを防ぐ方法を得たのだが。うっかり、バレて虜にまでされてしまったのだ。


 ちなみに裏魔王は、姫の城の中までは来たことがなかった。それは、政治のレベルで姫に関わることを恐れてのことであった。ということは、裏魔王は何かしら国全体で姫に関わることに、まだ恐れを抱いているということだ。何を、恐れているのだろう?



            続く

裏魔王でも恐れるものはある。それは、なんなのか?

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