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刺さる
「わっ、いいっていいって」とソナは、言いながら〈正直、刺さられるの、気分がいいとは言えないし。それに、むちゃさせて、竜騎士のシュウに使う時に、無理だったらいけない〉
「でも、刺さる…」
ソナは、びっくりして「うっ…えっ、なんで?まあまあ痛い」
「まあまあ痛みをともなった方が、ソナの集中力が上がると思ってね」
「あ、痛たたたたっ。痛さが、上がってる…。私はさ、魔王なんて嫌われ役だし。そんな地位いらないと思うんだよね」
「ん、じゃあ、魔族もいらない?」
「それは、光がささないとこで生きる者がいたって、それだけで罪って訳じゃないでしょ?人間は、自分たちの分からない存在を憎むからいけない」
「魔族は、闇の力をもってる。それが、人間にとって脅威なんだろうね、完全に」
続く
痛みがともなう方が覚えが良い時がある。いいか、悪いかは置いといて。




