思っていた
入口の中は、精霊たちの通り道。たくさんの、色んな精霊たちが通ってる。どんな、精霊か?ソナの見えている世界。それは、無色透明で、信じないとすぐ追い出される。ソナは何もいないという想いを何とか抑えてここにいる。
ソナは、〈正直、今のところ、私は血筋的に精霊たちに受け入れられて、ここにいる程度なのだ。私のひいお爺さんは、豊かな世界が見えていたらしいが。私は、魔王の娘ということを伏せての生活が辛く、精霊たちの通り道の場所に行けることも隠さないといけなかったから、心を閉ざしてしまっているのだ。
なんの障害もなければ、きっと精霊たちのこと、もっとしっかり、大好きになっていただろうな。お婆さんが、魔王の娘だと言ってはいけないとした教育も、きっとお婆さん自身が身をもって体感したことが理由にもなっているんだろうし。まあ、理解は出来る。
ただ、精霊たちを本来の感じで愛せないことが悲しいだけ。それでも、精霊たちは、私を愛してくれている。それが救いで、きっとこれからの道だ。
姫様は、のん気っぽく見えるけど、何だかんだでほとんど全部、一人でしんどいことを抱えようとしているはず。何とかなっているうちはいいけど、運が悪ければ押し潰されてしまうだろう。
頑張ることは、いいことだ。けれど、それは周りにしっかり支えられて初めて、幸福なことだと言えるのだ。
自己犠牲の道を進ませてはいけない。少し、美しく見えるだろうけど、それは周りの者がアホなだけってなるのは最悪だ。そこだけは、避けなくてはいけない。
私はもっと、しっかりと力を使えるはずだ。そうすれば、姫様は、私を頼ってくれるだろうし。私が、出来たなら、周りの者に姫様をもっと支えるように、私がお願いすることも出来るだろう〉そんな風なことを思っていた。
続く
重い荷物も、いつかは軽くなるよ!!
新たな荷物は、きっと成長した未来の自分を目指すことだ。




