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優しいのぅ
「それで、何で、ストレスなんですか?
というか、私の方が、しゃべってたような…」と、ソナは聞く。
「いや、ソナの精霊の力は効いておるぞ。話さずとも良いと思ったのだがな。
ただ、ソナは、ワラワに対して優しい気持ちで接しているからな。ワラワが、嫌な感じでは話させようとしていないのじゃ。優しいのぅ、ソナは」と、姫はソッとソナの頭をなでた。
ソナは〈嫌われるかもしれない…〉と、ためらいながら「そうでしょうか、力を使っている時点で…」
「それも、ワラワが無理してないか心配なためであろう。そういった優しいところがワラワは、好きなのじゃ」
ソナは、少しじれながら、「それで、なぜ?」その時、ソナは、〈ああっ、私はまた、姫様との会話で、我慢出来ずにいる。前に、ホラで話されていた時も『早く』と思ってしまった。姫様のことを色々知っている記憶で、待てそうなのに〉
姫は、「ワラワは、竜騎士を治したいのじゃ…心を」
ソナは、〈やっと話してくれた〉と思いながら、「えっ、竜騎士の心をですか?」
「そうじゃ…」姫は、少し緊張した感じで言った。
続く
記憶があれば、待てるよね。




