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理性が溶ける

「裏魔王様、しゅきー(好き)」姫は、裏魔王の腰にスリスリッしながら言う。

「ちょっと、裏魔王。姫様に、何をしたのです?」裏魔王が現れるきっかけをつくってしまったソナも姫のあまりの変わりように、不安を打ち消して言った。

「フッハッハ。姫は、元からワレのことが好きだったのだ。あまりに気付かず。

 とうとう、ワレに心を読まれない手まで使うようになった。そこで、魔力で酔わせて、ただ素直にしただけだ」

「嘘です。姫は、素直になったって、あんな風にはならないはずです。あなたが、操っているんです!」

「フム。確かにな。通常の流れでは、ああはなるまい。しかし、姫はワレに対して好きなことを認めないだろう!

 それを、心の隙を突いて、気持ちを際立たすと理性が()()()、ああなるのだ」

「理性が溶けてって、やっぱり変な風にしてるじゃないですか!」と、ソナはおかしいところを指摘した。


「フフッ。よいではないかっ」裏魔王は、手でマントの下の方を持って、姫を連れて消えようとした。このまま、どこにもない城に、連れて帰るつもりなのだ。


「待って!!」とソナは、言った。

 すると、裏魔王の表情がひきつり、なんと裏魔王は魔法が使えずワープが出来なくなった。


「なにっ!?どういうことだ??」裏魔王は、これまでにない経験に動揺した。



            続く

弱いはずのソナが、裏魔王を止めた。

どうなってるんだろう!?

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