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召喚されたらリアルダンジョンだった! 自称女神との日常異国ライフ   作者: 樹本 茂
第二章 第二次広州会戦

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LV34 反省会

「お疲れ様でした~」


上妹が中ジョッキを煽って乾杯している。


何故かは知らないが、いや、知っているが、反省会という只の食事をしに日本食レストランにきた。

だからと言って、初音さんの店ではなく。ゆるふわちゃんの店だ。二人が豪華な物が食べたい。そして、おねえには会えないと頑なに言うのでここに連れてきた。


「今晩は、かわいい~」


ゆるふわちゃんが上下妹をみて歓声を上げている。可愛いだろ?顔だけならな。


「妹さんですか?」


笑みを絶やさない天使のゆるふわちゃんは俺にフワッと聞いてくる。


「妹です。但し義理の」


梨花ちゃんが何を思ったか、ストレートに何の御ひねりも加えずに言い放った。あれ?俺自身が何の抵抗もなくなっているけど、義理なのか?


まだ、結婚どころか本人同士はこいつらのおかげで全く会っていないので、何一つ変わらず、クリスマスの夜に気まずく別れたきりなのだが。


「義理って? 結婚されるんですか?」


ゆるふわちゃんが俺に聞いて来た。


「そうなんです。っていうか、もうしたんだっけ?」


もくもくしゃべらずに食べ続ける下妹の横の緩い上妹がビールのジョッキを煽りながら、ある事無い事、吹かしまくっている。


「まだまだ、全然そんな話じゃなくてね。でも、行きがかり上、こいつらの面倒見てるってだけなんだよ」


俺が話の交通整理をして、ゆるふわちゃんが、


「……そういう事なのね」


と、微笑んでいなくなった。


「お前ね。変なこと言うなよな」


「あ? あれ? もしかして? あのお姉さん。え? さっきのメッセージの相手か? そういう関係なの? 表に出ろ! 私が黒焦げにしてやる! おにいだからね、苦しませないよ。一瞬で葬ってやる」


こいつ……酒飲ませたらダメな奴か。既に椅子の上で胡坐をかいて白いパンツを全開にしている俺の前に座る緩い阿保に嫌気がさしていると、遠くからこっちをみて微笑んでいるゆるふわちゃんと目が合った。天使の微笑み。あっち見て目の保養だ。


「お前らいつまでいるの?」


俺の最近の最大関心事項について聞いた。


「ウチら、1/7に帰るよ。寂しい?」


ああ、寂しくなるかもな。だが、今この瞬間は早く、いなくなれと思っているのも確かだ。今日が、1/2の夜だから、残り、……5日か。長くなりそうだ。




………………そして、あっという間に時は流れ、


「おにい、今度また来るからね。その時はする?」


何をだ。俺の想像通りなら、いつでもいいぞ。いや、そん時考えるか。


「兄上、今度、政光を見せてくだされ」


ああ、大人になったらな。


二人は、俺の部屋を拠点にさんざん遊びまくって冬休みを満喫してバスでそれぞれ帰って行った。俺は広州以降休みがなかったので一緒に行く事は無かったが、まぁ楽しく過ごしていたようだ。毎晩、ご飯は一緒に食べていたから、その時にいろいろ話してくれていた。


それでも、初音さんに会うとは最後まで了承しなかった。その上、俺に一切喋るなと、喋ったら命を狙うと言い放ち帰っていった。お前ら、広州の奴らと言っている事はなんも変わらないぞ。

月~金 17時過ぎ更新です。

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