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召喚されたらリアルダンジョンだった! 自称女神との日常異国ライフ   作者: 樹本 茂
第二章 第二次広州会戦

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LV27 胡桃ちゃん流剣術

「胡桃ちゃんはうちの一族で唯一、独自詠唱(オリジナルチャーム)を使える賢い子なの。おにいの買ってくれた刀を使って刀身を作るとか、そんな技はあの子以外できなくて、思った通りに技を造り出す事が出来るのね。他にも色々出来るのよ。因みにおねえは、大技をぶっ放すのが大得意。私は両方、手広くやってますって感じかな」


梨花ちゃんは、胡桃ちゃんが敵に切り込みをしているところを見ながら説明している。


「手助けしなくていいのか? 梨花ちゃん!」


俺が胡桃ちゃんの身を案じ、隣で鼻歌を歌っている梨花ちゃんに聞けば、


「ん? あぁ。私の出る幕はもうないわ。ネットワークは完全に無力化したし。付近の電源は止めたし。組込みICへの電磁パルス攻撃済、全電波帯でのジャミングノイズは出し続けているし。ここまでやったら、あとは100年前の戦争の仕方しか残ってないよ。突撃~ってね。それに、こんな所で大技決めたらすぐに人が集まって来るでしょう? それは、誰も望んでいないわ。ここまでおぜん立てを揃えれば、胡桃ちゃんの出番よ。あの子、剣の技、一流だから」


胡桃ちゃんが突っ込んでいくと、当然、銃弾の雨あられだ。いたいけな少女に発砲する方もする方だが、銃弾を食らってもすべて身体の数センチ手前で防弾する胡桃ちゃんたちの不思議な力も大概である。


さしずめ銃の訓練をしている特殊部隊の精鋭でも銃弾のすべてを無力化された場合の訓練は積んでいなさそうであった。


胡桃ちゃんが持つ青白い刀身の元国宝に為すすべなく手持ちの小銃が無力化されていく、ある者は小銃で刀を防ごうとしてそのまま両断され、恐れおののき逃走、それを見ていた側面のフォロアーが発砲するが、胡桃ちゃんは右に大きく飛ぶとそいつの眼前で太刀を寸止め。ゴーグルを二つに分断し、喜んでいる。された方は悲鳴を上げて這いずり後ろへと後退していくのが精一杯である。


諦めの悪い背面の男はそのまま胡桃ちゃんに斉射するが、やはり、すべての銃弾は謎の青白い発光を伴う波紋とともに真下へと落下していく。


胡桃ちゃんもゆっくりと歩を進めそいつへのお礼参りに向かい、


「降参するのと死ぬのがどっちがいい」


とセリフとの乖離を埋めがたい天使のような微笑みでそいつの目の前に一億℃と紹介下さった刀身を向けている。でも、殺すなって言われていたよね胡桃ちゃん。


その刹那、そいつの背後からナイフを手にした男が胡桃ちゃんめがけて突っ込んできた。


右手にナイフを持ち胡桃ちゃんの腹部めがけ突っ込んできた男は、瞬間で胡桃ちゃんがナイフの刀身を払い消滅させた。男はその勢いのまま、胡桃ちゃんを組み伏せようと体当たりするが、胡桃ちゃんに腕を掴まれ、そのまま、全ての体重を預け回転を掛けた胡桃ちゃんが、一気に組み伏せ電撃をくらわす。


凄いぞ胡桃ちゃん。

男は若干白煙をあげ白目をむいて動かなくなっている。


「どうする!残り3人。投降しろ!!」


花火ドーン!


胡桃様の御慈悲だ。可愛い声が無人のビル群にコダマする。

本当にどうする、精鋭小隊!部隊は4人戦闘不能、事実上の壊滅だぞ。


お!通りの向こうから照明が……


両手を上げて胡桃ちゃんの目の前に三人が跪いている。

手を出したらキスして永遠の隷属を誓いそうだが、胡桃ちゃんに蹴られた。

三人とも。


三人は梨花ちゃんと胡桃ちゃんに詫びを入れて返してもらった。二度としないと誓って。ほんまかいな。それと、認識票も提出させられていた。後からどっかに抗議するとのことだ。


「兄上、大事ありませんか?」


胡桃ちゃんかっけぇーって目で見ていたら、女剣士様が俺に声を掛けて下さった。


刹那---


背面で照明弾があがったのか?強烈な閃光を背中に感じて振り向くとそれは巨大な光の玉で既に頭上高々とあがっていた。


月~金 17時過ぎ更新です。

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