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メアリス、城へ向かう

「……という訳で王都に行く事になったわ」


 墓地に戻って来た私はミーシャに話した。


「結構早く音を上げましたね、それだけなりふりかまってられない状態なんでしょうね゙」


「私に助けを求めてくる、てわかっていたの?」


「多分こうなるだろう、とは思っていました。 私が出て行った時もちらほらとメアリス様を呼び戻す声が出てましたから」


 そうだったんだ……、全く知らなかった。


「でも頼むのであればこちらに直接来れば良かったのに」


「それは近づけなかったのでは無いでしょうか?」


「え? ここに?」


「聖女様の住居は神聖な場所ですから何かしらの力で護られている、と聞いた事があります。 聖女様が許可をした者しか近づけないんですよ本来は」


 えっ、そうなの?


 私なりに聖女のあり方とか勉強していたけど思っていたよりも聖女の立場はかなり重要だったみたい。



 話を聞いてから数日後、私は馬車に乗り王都へ向かっていた。


「現在、国王様は離宮にいらっしゃいます」


「離宮て側妃とかが住む場所では?」


「念の為に隔離しているんですよ」


「王妃様は?」


「ご実家に帰られています。 メアリス様の件で国王様と大喧嘩されたそうで……」


 王妃様、私の事を結構可愛がってくれていたからなぁ……。



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