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メアリス、王都の現状を知る

「えっ、お城に亡霊達が出るようになった?」


「そうらしいです、何人か目撃者もいて城は大騒ぎだそうです」


 ルイーザ様がやって来てそんな話を聞いた。


「それはもう国が大規模に動かないとダメな状態じゃないですか?」


「えぇ、教会側にも話が来ているんですが王族が動こうとしないんです」


「国王様や王太子様は亡霊が怖くないんでしょうか?」


「いや、アレはもうただの意地ですね」


「意地?」


「自らの過ちを認めたくないんです。 全てはメアリス様を自分達の都合で追放したのが原因なのは明らかです。もう常識のある貴族達は王家を見放そうとしています」


 私がこっちに来て間もないのに王都はもうそんなボロボロな状態になっているとは……。


「魔獣の襲撃は想像出来ましたけどその前に亡霊の襲撃に会うとは……、余程恨まれる事をしたんでしょうね」


「私も王妃教育の一環で歴史を学びましたがあくまで雑談として教師から王族の悪い噂を聞いた事があります」


「悪い噂というのは?」


「今の国王様がまだ王太子だった頃に王になる為に色々と手を汚した、という噂です」


 王族貴族は裏ではドロドロした物を持っている、と聞いた事があります。


 自らの邪魔をする者は様々なやり方で排除している。


 ですが当然恨みも買う訳で……。


 その恨みが亡霊となって出てきている訳です。


「そういえばこちらの墓地には悪い雰囲気が無いですね」


「私が殆ど浄化させちゃいましたからね」


「なるほど、これも聖女の力なんですね」


 う〜ん、これは聖女の力じゃなくて霊力の方なんだけどなぁ……。 

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