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メアリス、花壇を造る

「メアリス様、次は何をやるんですか?」


「花壇を造るわよ! 余りにも殺風景だから華やかにしないと」 


 墓地が華やかになってどうする、というツッコミはしないでほしい。


 勿論、墓地に相応しい花を植える、所謂御供養も兼ねている。


 花壇は墓地の入り口に設置して購入した花壇用の入れ物を置く。


「本当に手際が良いんですね」


「小さい頃から庭の手入れが私の仕事だったからね〜」


「庭師がいるんじゃないんですか?」


「庭師を雇う金なんて無かったのよ、小さな庭だけどだんだん成長して綺麗な花畑が出来るのは楽しかったわ~」


 あの頃の楽しい思い出を忘れる事が出来ず密かに教会内で小さな庭園を作っていたのは内緒だ。


 勝手に行動していると司祭からコンコンと説教されたもんなぁ。


 あの庭、どうなったんだろう。


 そういえば聖樹の水やりや祈りも私の仕事だったんだよね。


 仕事引き継がずに連れてこられたからどうなってるんだろう。


 聖樹に祈りを捧げるのは聖樹が暴走しない為、と聞いた事がある。


 女神様曰く適度に聖力を入れないと暴走して町を破壊する、らしい。


 今の聖女がちゃんとやってくれていれば良いんだけど……。

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