こいつは売り物になるんじゃないか
ふとしたきっかけでできたオモチャの銃。
こいつは売り物になるんじゃないかとその生産を行う魔道具を五大老の皆に作ってもらった。
「カリちゃんのお願いだから張り切っちゃったよぉ」
「材料を入れたら製品を作る魔道具、って発想はなかったなぁ」
「ドワーフだとみんな一品一品作っちゃうもんねぇ」
「何か作るのを作ったのって、子供くらいだよねー」
「ん? じゃあこれ実質カリちゃんとみんなの子供ってこと? もうちょっと凝った方がいい?」
というわけで、材料となる木と鉄鉱石をその辺の山から入手して投入口にIN!
指定の場所に魔力を注ぐと作成開始! 素材をがしがし加工して……
オモチャの銃が1丁完成! なんてお手軽!! 1時間に10丁は作れちゃうね!!
……そこまで売れるかって言われると、微妙だけど!
「ついでにネジを大量生産する魔道具作ったよ」
「魔道具用のインク生産する魔道具もおまけで」
「カリちゃんに教えてもらった電池ってのを作れるのも作っちゃった」
「いっぱい使うもんね。手作りの方が完成度は上がるけど」
「時短で使いたいときはあるもんねー。試作品とかにいい。というか消耗品は自動生産魔道具でよさげ?」
ん? 後ろでなんか革命が起きている気がするが、まぁ見なかった。私は何も見とらんかった。五大老が勝手にやったとですハイ。
「というわけでディア君、よさげな商人に伝手ない?」
「へぇ。オモチャの銃を売るんですか。確かに従来の銃のオモチャって弾が飛んだりはしませんから、銃部の方たちの言っていたように画期的ですね」
子供も手に銃の形の雑な模型だけ持って「バーンバーン!」いうより実際弾飛んだほうが楽しいに決まってる。
「量産体制が整ってるから作ろうと思えば1時間で10丁作れる。材料費は自分でとってきたのでタダ。売れば売るだけ黒字だよ!」
あ、五大老への技術料も身体で払いました。実質タダです。
「……それはもう売り放題ですね?」
「値段の相談も含めてしたくてさ」
「テッシンから売り出さなくていいんですか?」
「? なんで?」
「五大老の作った魔道具で作ったなら、テッシン製の品と言えるじゃないですか」
言われてみるとそうかもしれない。
……んー。
「じゃあテッシンでも売ろう。ミーちゃんに言ったら一発だよね、同時発売!」
「……生産については、まぁ1時間で10丁も作れるなら、すぐに行き渡るくらいは作れますしね」
「なんなら複製すればいいし。作る魔道具の方を」
2個あれば1時間に20丁、10個あれば100丁だ。
「そしてなんなら作る魔道具を作る魔道具を作れば……!」
1時間に1個作れるとしても、1時間に10丁ずつ増えていく。
1日もすれば生産スピードは毎時240丁増える…!
「さらに作る魔道具を作る魔道具を作れば!?」
指数関数的に生産スピードが増えていくぜ……フフフ!
億万長者生活……始まったなぁ!!
「流石にそこまで作ったら売れ残りますよ。売ってて不足したら増やしたらいいかと」
「おっとそうだね。なんなら追々で銃本体のバージョンアップやマイナーチェンジしてバリエーション増やしたいし」
そう考えると今の体制で十分か。今のところは。ご要望が増えたらお応えする方が良いな。
「では、この国で売る分には知り合いの商人を紹介しますよ。……ああいや、なんならフレアタルトに紹介してもらったらどうですか? お姉さん親しいみたいですし」
「お、そういう手もあるのか」
フレッタちゃんにはこの間魔道具プレゼントとかしたしな。そのあたり話が通しやすいかもしれない。
「早速遊びに行って持ち込んでみるよ!」
「…………はい、いってらっしゃいお姉さん」
ん? 何か言いかけてやめた感じ? まぁいっか。いってきまーす!
あ。ついでに何か手土産も持ってこっと!
(ケツバトラーを読んでて思った。人は、もっと宣伝していいんだって……!
「あとはご自由にどうぞ ∼チュートリアルで神様がラスボスを倒しちゃったので私は好き放題生きていく∼」
コミカライズのニコニコ掲載ページ
https://manga.nicovideo.jp/comic/70890
コミカライズ3巻出てるから買って!!!
私は! コミックでTS主人公がショタエルフを男の娘にするところが見たいのだ!!! だからちゃんと続刊させるために買っといてくれ!!
あ、それとだんぼるやお嬢様のコミカライズも更新されてますわー!)








