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一人用声劇台本  作者: SOUYA.(シメジ)
台本一覧
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198/201

男性用【カップ麺なら可能です】

台本ご利用前は必ず『利用規約』をお読み下さい。

『利用規約』を読まない/守らない方の台本利用は一切認めません。


※台本の利用規約は1ページ目にありますので、お手数ですが、『目次』をタップ/クリック下さい。

 ♂1:♀0:不問0

 演技がわざとらしいホテルマン

[あらすじ]《2分程度》

 “お客様”、と呼び掛ける声に目を覚ます。自室のベッドで眠っていたはずの貴方は、豪華ごうかなホテルの一室に居た。貴方は自分を起こしたであろうホテルマンを見上げて―――。
















【演技がわざとらしいホテルマン】

 おはよう御座います、お客様。随分ずいぶんながい事、眠っておられましたが、かれておいででしたか?


 ・・・はて。此処ここ何処どこかと。

 こちらは黄泉国よみぐにの中心街に位置する、ウンブラホテルで御座います。

 黄泉国とは? 文字通りの黄泉の国で御座いますよ。大分だいぶ記憶が混濁こんだくしておられるようですね・・・。


 自分は死んだのか、ですって?

 いえいえ、とんでもない! この黄泉の国に死者は来られませんよ! 此処は現世で憑かれた生者せいじゃ様方さまがたが来られる所ですから。

 生者様方の疲れをいやし、憑かれをのぞくのが我々黄泉国の住人の御役目おやくめですので。


 ところで、お客様。

 御目覚おめざめになられたばかりの所、大変申し訳無いのですが、お客様の当ホテルのご利用時間が残り三分となりましたので、大至急だいしきゅうチェックアウトのお手続きをして頂きたく。


 何か必要なのか、と?

 はい、こちらの用紙にサインを頂きまして、そして、・・・おや、何処に置きましたか・・・っとありました。

 こちらのカップ麺をお持ち頂ければと思います。お湯はもう入れてありますので、三分後にお開けして、しょくされるも良し、お知り合いに差し上げても良し、で御座います。


(少し声を大きくして)

 さあ、お早く。


 はい、こちらにサインを。いえ、ペンは必要ありません。お客様の指でお書き下さい。我々にはそれで十分なのです。


 はい、完璧で御座います!

 それではお客様。


 当ホテルのご利用、有難う御座いました。

 またの御利用が、もう二度と御座いません事を願っております。
















STORY END.


 目が覚めると、自室のベッドの上にいた。

 あれは一体、何だったのか。

 呆然ぼうぜんとする自分の傍に、

 伸び切ったカップ麺が置かれていたのだった。

 

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