表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/26

断らないと

そんな中一人パニックに陥っていた香、一人部屋の中で頭を抱えていた。


あ~どうしよう・・・


 居ても立っても居られず焦りばかりが募った。そうだ、携帯をしよう。そこで断ろう。そう思ってもいざ携帯を手にすると、断ろうとして失敗したのが脳裏に浮かんだ。こんなことしたら怒ってしまうかも・・・どんどん膨らむ妄想に、思わず手が震えてきた。どうしよう・・・そして、思わず携帯を机の上に置いて再び頭を抱えてしまった。そしてふと思った。


本当にどうしよう・・・



先輩に迷惑をかけてしまう・・・



そんなことを考えていると悪魔が私に囁いてきた。



憧れの先輩でしょ?



憧れの先輩が彼氏になるのよ、一日だけど


いっそのこと、そのまま彼女の座におさまったら・・・


えっ?これまで考えたこともないことが頭の中を過ぎった。桜川先輩は、尊敬している人だから・・・とまで言い訳しているとデートをしている光景が勝手に目に浮かんできた。


ボン!!


カーッっとなって、顔が熱くなってきた。やばい・・・



思わず、頭を左右に振った。そして、もう一人の自分がぼそりと呟いた。そんなに浮かれてどうするのよ!!もしかしたら、終った瞬間に、さようならってことも


ずしん!!


思いっきり落ち込んでしまった。そうよね・・・絶対に相手にしてくれるはずないもんね。それより・・



あ!!!



ようやく我に帰った私、大事なことを忘れていた。


知代のことだ絶対に言いふらすって~


しかも学校中に


ま・・まずい・・


絶対に・・・


先輩に思いっきり迷惑をかけてしまうってば~ってことは今まで見たいに音楽も出来ないの?


やっぱり断ろう


断らないと・・・


やっぱり断らないとでもどうやって?


あ~!!!明日が憂鬱

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ