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大奮発のようですよ?

いや、投稿予約するの忘れてましたw

1日遅れましたので今日は2本立てってことで


「お?金は間に合ったのか?」


「あぁ、今朝ギリギリで間に合ったよ」


結局、ブラストバイコーンでは討伐対象が違うため、クエスト達成にはなりません。と言われたため、今朝になってもう一度、ダンジョンに潜った。

今回はブラストバイコーンではなく、ハリケーンバイコーンが出てくれたのだが、シエラさんもなぜ変異種が出ていたのかが気になるようで、ギルドの方でも調べるようだ。

あ…ブラストバイコーンの素材は珍しいので一頭丸々で金貨5枚で買い取ってくれた。

正直、これさえあればクエストほとんど受けなくてよかったのだが、一度受けたやつだし、完遂しておいた。


旅支度をしていたアクセサリー屋の店主から取り置きしてもらっていた複数のアクセサリーを受け取り、金貨6枚を手渡す。


「いや、こんなに高くなかったぞ?いいのか?」


「取り置きしておいてくれた礼だ。受け取っといてくれ。というか、商人がそんなんじゃダメだろ?」


普通の商人だったら多く受け取ったら黙ってしまうだろう。

まぁ、儲けるためにやってる人達だし、ある意味当たり前なのだが…


「俺は金より信用の方を大事にしてるんでな。また会ったら買ってくれや」


「あぁ、わかったよ」


俺はアクセサリー屋のオッサンに別れを告げ、そのままの足で鍛冶屋へ向かった。

多少なりともお金があるので、リンとエチカの武器の代金を少し返しておこうと思ったのだ。


実際に今回クエストや素材の売値などで儲けた額は金貨11枚。

それに元々持っていた金貨2枚を合わせて、さっき払った分を考えると残りは金貨7枚なのでちょうどエチカの武器の分は払える。


しばらく進むと無骨な字で『ドント工房』と書かれた看板が目に入るが、それ以上に目立つものがそこにはあった。


俺は少々頬を緩ませながら、なんとか店の中に入る。


「ドントさん、大繁盛のようだな」


「あぁ、おかげさまでな」

そう、一番目立つのはたくさんの冒険者達だ。

どうやら、町を守っていた時にリンたちが使っていた武器がドント工房製ということが広まったらしい。


「まぁ、良かったじゃないか。それで、これはエチカの武器の分だ」


そういい、俺は金貨の入った手のひらサイズの小袋を手渡そうとするが、ドントさんは手を出してこない。


「おい、早く受け取ってくれ。午後からリンたちとダンジョンに潜るんだよ」


「これは受け取れねぇよ。もう金貨何十枚も儲けが出ちまってるしな。持って帰ってくれ」


「いや、こっちはあの武器を買ったんだから、金を払うのは当たり前だろ?」


俺はなんとかお金を受け取らそうと思い、さらに小袋を持つ手を前に出すが、ドントさんは頑なに受け取ろうとしない。


「せめて、これくらいは貰ってくれ。罪悪感があるんでな」


俺がそういうとやっと観念したのか、手を前に出し、俺の持つ小袋を受け取る。


「それじゃあ、これは受け取っといてやるよ。今後ともご贔屓にってやつだな」


「あぁ、そうさせてもらう」


軽い感じに返事をして、俺は鍛冶屋『ドント工房』を出た。


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