世界? それは美味しいの?
一般人を最後に見たのは、福屋開いて一週間、いや二週間前。なんだか、学園都市は騒がしい。
なんでも愛の教団? が、現れたらしい。
「僕は愛するより愛される方が好き! きゃは!」
「今日は何故か元気ね」
「だって、僕さ出番ないもん。リストラだよリストラ!」
「本編物語は、更なる深みへ。けど私達は……計画」
「バナナはしおしおだよ」
「萎れたバナナに塩振って追い討ちするな!」
「甘味は?」
「知らない、しょっぱくなる」
「いい塩梅」
「今日からスイカだね」
「まだ早い!」
「知るか!!」
今日も何気なく始まります、今日は学園都市の中央区ショッピングモール街に来ている。
大画面スクリーンにはギルド魔法少女が歌う。
しかし、僕は思う……可愛さは僕が1番だと!!
「バナナしか言わないアホに可愛さがあるの?」
「ドジっ子も付与します」
「それ意図的になるの?」
「さぁ」
「知力が失われてる。破壊しなきゃ」
「ああああああああああああ!! 僕の容量はギガバイトよりメガバイトクラスなんだよ!!」
「容量小さっ!? テラバイト目指さなきゃ!」
「だからなんで僕なの!?秘蔵バナナがぁぁぁぁぁ!!」
全てが砕かれた、僕は悲痛である。
こんな人の多さに、何をしろって? バナナをバナナの計画を……!!
「趣旨変わってるからね?! バナナはもう十分だ、ほら調べる」
「えー、僕の愛の教団はそこらより硬くて強いぜ?」
「イケボに何を語ってるのよ」
「食べ物くだちゃい」
「ないわよ、全て地の底に埋めてきた……探せ」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!! 探せる知力ないよ!」
悲痛な僕の叫びは、動力車によってかき消される。
とはいえ、久々の街……服あるかな? 魔法で作れるんだけどね。
「なら意味ないじゃん」
「果物ブレイカーになりたい」
「全部潰す気!?」
「そうはさせません!」
何奴!? っと言わんばかりにメルトが振り向いた、そこにいるのは……フォークとナイフを背負う少女。いや、ほんとだれ? 貴族ぽいのは確かだけど。
「私が全部いただくまで潰す権利はありませんわ!」
「潰す権利? ねぇ、メルト」
「ん?」
「バナナを食べるって潰す?」
「砕くじゃないの?」
「おー、そっかそっか。お姉ちゃん冷凍みかんあげるね」
「つめたっ!? なんですのこの……冷たいみかんは!?」
「冷凍みかん、田舎にあるよ? 冷凍庫に」
「田舎の食べ物ですの?! まぁ、随分と固くて……ゾクゾクします」
「なんか変な人きた……」
「変な人じゃありません! 私はルティ」
「食品が長持ちする……こんな美味そうなのは初めてーーーーじゃないですわ!!」
僕の頬に冷凍みかんがめり込まれた……つめたい!! 僕の冷凍みかん……屈辱を晴らす!
「なら、次に冷凍いちご」
「邪道ですわ」
「ルーク、田舎にあるあるじゃん」
「ルティ、意外とうまいよ? 」
「邪道ですわ、私はマスクメロンよ」
「マスクメロンはどっから来たのよ」
「最果ての世界」
「ルーク、ルティはアホだ」
「いや、令嬢様なら世間知らずだよ」
「なんでここぞって所は正論なの!?」
「食育、私は身分を捨てた……。食材を私を見捨てない限りは……」
なんとなく僕にもわかる、バナナよりマスクメロンがやばかった。
「貴族って色々あるんだね」
「ルークがそれ言うとなんか変よ」
「君たちってさ、男なのに女装してるんだ。可愛い」
「ふ、今更僕の魅力に気づいても遅い」
「ナルシストルークはアホ」
「ナルシストじゃないもん!! ただただバナナが好きなだけだもん!!」
「溢れてる果汁が弾けてる……ルークって意のまま動くタイプ?」
「ルティさん鋭い、ルークどんな人でもアホで完結されてるのに」
「だって食べ物なら、ビーフステーキをひたすら愛する変態みたいな感じだもんね」
「基準がよく分からない!! てか、二人してなんで食品基準なのよ?!」
こうしてこの街には、ハズレ美少女と言うワードが流行ったが……ある事件により愛の教団が牙を剥く。




