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Vチューバー始めてみたけどこれって正解ですか?  作者: あやな
大学生編

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21/21

詩子クロニクル6 扉は開かれた

蟻宮と仲直りし、一緒に配信することになった詩子だったが―――

「空気が熱い」


日本の真ん中。中部地方最大の都市、名古屋。玄関口である名古屋駅から、一歩踏み出した最初の感想がそれだった。


横浜も、名古屋と同じく海沿いの街だが、名古屋ほど湿度は高くない。海からの風が吹き抜け、木陰なら心地よくさえ感じる。また、東京の、砂漠ような肌を焦がされるような暑さもない。


この熱さはなんなんだ?


湿度が異様に高い。湿気がべたべたと肌にまとわりつく。目を開けていられないほどの強烈な日差しが降り注ぎ、全方向から輻射熱が照り付ける様はオーブンの中にいるようだ。冗談抜きで、生卵を手に持っていたら、半熟卵ぐらいできるのでは。〝暑い〟より〝熱い〟と言った方がふさわしかった。駅を出て、まだ、そんなに時間が経っていないのに、全身から噴き出す汗でびしょ濡れだ。


「それにしても、名古屋って、意外と寂れてるんだね」


同行した千佳が、きょろきょろと見渡して言った。


空が広い。


近代的なビルもあるにはあるが、ほとんどは、古い低層ビルばかりだ。中には瓦屋根の建物もあった。昭和の時代に、現代がちょこっとだけ顔を出している。これが、人口230万の、大阪、東京に次ぐ第3の都市なのか?


詩子は、今、出てきたばかりの駅舎を振り返って―――絶句した。


そこは高層ビルで埋め尽くされていた。新幹線がひっきりなしに発着するホームを境界線として、近代的だが無駄のないシンプルなデザインの壁が聳(そび)え立っていた。新宿の方が、ビルの高さも数もあるのだろうが、手前に大きな建物がないせいか、圧倒的な迫力を感じた。


立ち止まり、後ろを向いたまま動かない詩子に気付いた千佳が戻って来た。

「おおー。これは、すごいね」

詩子の隣に立ち、その視線の先に目を向け、壮観なビル群を見て、同じく感嘆の声をあげた。


詩子も千佳も、名古屋に来るのは初めてのことだった。名古屋を通り抜けて大阪に行くことはあったが、新幹線の小さな車窓からでは街の姿はわからないものだ。


今回は、東海道新幹線ではなく、開業したばかりのリニア中央新幹線を使った。横浜から品川まで電車で20分。品川から名古屋までリニアで40分。駅弁を食べて、物珍し気に車窓の風景を眺めたり、配信者らしく車内を撮影して回ったりしていたら、あっという間に終点だった。


詩子と千佳は横浜に住んでいることもあり、遠出するときには、新横浜駅から従来の新幹線を使っていた。わざわざ高額なリニアの切符を買おうと思ったことがなかった。今回は、芸能事務所〝FREESiA(フリージア)〟からのご招待ということで、往復分の指定席券が送られてきたので、ご厚意に甘え、人生初のリニアライドとなったのだ。


速すぎて、ついさっきまで横浜にいたという感覚が抜けなかった。リニア中央新幹線は、名古屋に入って数分で、地下へと潜行を始める。同時に制動(ブレーキ)がかかる。下がり角が急で、制動も強いため、地底へと旅をしているような気分になる。今夜は、上り線で帰るので、その時は、逆に、星空へと飛翔する感覚が味わえるだろう。


地下深くにある未来的な駅からは、直通の高速エスカレーターで一気に地下1階へと出る。そこから、1階上がって、ふらっと外へ出たのだから、現実感がないというか、異世界転移したら、きっとこんな気分だろうとさえ思った。


名古屋の地下は、世界屈指の迷宮だ。名古屋駅地区が約8万㎡、栄地区が約8万㎡と、統計上は二つの地下街に分かれているが、実際には二つの地下街がつながっており、寒暖や天候に左右されないため、特にこの夏の暑い時季は、地上よりも多くの歩行者が往来していた。


特に、名古屋駅地区は5社9路線が乗り入れている上に、大手デパート、公共施設、世界を代表する大企業のオフィスビルなども直結する連絡通路をつないでおり、案内板の見取り図を見ても、何が何だかわからないような状況であった。


当たり前だが地下なのでGPSは使用できない。拡張に拡張を重ね、新旧入り混じった立体迷路を進み、目的地までたどり着くのは地元民でさえ至難の業(わざ)だった。


詩子と千佳は、観光で来たわけではなかったので、至る所に口を開けた無数の路地(「名古屋名物ひつま節」「ラーメン横丁」などと書いた派手な看板に彩(いろど)られていた)から漂ってくる誘惑を振り切って、真っ直ぐ地上を目指した。


太閤(たいこう)口と呼ばれる西口から外へと出て、バスターミナルを迂回して駅口から50mほど離れたところで、冒頭のやり取りになったというわけだ。


「約束の時間もあるし、少し急ごうか」

「あづいしね~」

千佳は声まで溶けかかっていた。


二人は、横断歩道を渡り、路地を2本通り過ぎたところで、立ち止まった。


ダンススクール〝Charis(カリス)〟


堅牢な商業ビルの1階がガラス張りになっていて、入り口の自動ドアの上に、銀色の金属でできた、ファンタジックな書体が躍っていた。


詩子と千佳は黙って顔を見合わせ、二重の自動ドアを通り抜けてビルの中に入った。広いエントランスの奥にさらに自動ドアがあり、その手前に受付らしきカウンターがあった。


「すみませ~ん」

「はい。どうされましたか」

受付には二人の女性がいた。中と外はガラスで完全に仕切られており、スピーカーを通して応答があった。

「今日、約束があって来たのですけど」

「お名前を伺ってもよろしいでしょうか」

「鳥島(とりしま)詩子(うたこ)です」

「佐倉(さくら)千佳(ちか)です」


少し間を空けて、

「はい。確認しました。承(うけたまわ)っております。恐れ入りますが、FNにメッセージを送りましたので、ご確認ください」

と説明され、詩子と千佳がスマホでFNを開くと、お知らせが着信していた。指で押すと、金色の複雑な模様が画面に浮かび上がった。

「ありがとうございます。そのフラクタルデザインを、自動ドアに向けてください」

言われるままに、スマホの画面を自動ドアにかざすと、自動ドアが音もなく開いた。

「登録は終わりましたので、以降は自由に通り抜けできます」

「すごい! この扉、どうなってるの?」

千佳が驚きの声をあげた。

「ただの自動ドアじゃないの?」

詩子が不思議そうに尋ねた。

「ただの自動ドアに人の識別機能なんてないでしょ! カメラもないのにどうやって―――」

「ガラス面がセンサーになってるのよ」

木管楽器が奏でる柔らかい高音のような、特徴ある声がした。ミラーになっているさらに奥の自動ドアが開き―――天使が出てきた。抜けるように白い肌。太陽の光を糸状にしたような金色の髪、アイスブルーの人形のような瞳。この世の者とは思えないような美少女がそこいた。純白の羽がないのが不思議なぐらいだ。

「初めまして―――かな。蟻宮(ありみや)吉野(よしの)です。ようこそ、〝Charis(カリス)〟へ」


「蟻宮さんは、機械に詳しいんですか」

「まあね。あの自動ドアは、わたしが通っているゼミの教授が開発したものだから」

詩子と千佳は、蟻宮に案内され、1階にある喫茶スペースに来ていた。少しずつ高さを変えたフロアーと1mぐらいの高さの壁が組み合わされ、立つとフロア全体が見え、座ると視界が遮られる絶妙の配置だ。

「もっと詳しく教えてもらっていいですか?」

千佳が蟻宮に食い下がった。

「わたしも詳しくは知らないんだけど、あのガラスは、人が微弱に発する電磁波を読み取って個体を識別しているらしいの。だから、アルセーヌ・ルパンでさえ、あの扉を騙(だま)すことはできないわ」


蟻宮が口にしたのは、フランスの小説家モーリス・ルブランが書いた古典推理小説の主人公で、変装の名人として知られている怪盗だ。日本で、漫画やアニメで知られているルパン三世の元ネタでもあった。


「千佳は機械に興味があるのね。知らなかった」

「―――わたし、SE(システム・エンジニア:情報システムの設計や保守を行う職業)なんだけど」

千佳が、ジト目で詩子を見て言った。

「えっ!そうなの?」

詩子は驚いた。は―――っと千佳は長いため息を吐いた。

「わたしのこと、何にも聞いてこないから、知らないんじゃないかとは思ってたけど、ほんとに知らなかったのね」

「え、あ、ほら、千佳とは、会社で会うより、エオルゼア(FF14の世界)で会うことの方が多いじゃない。だから―――」

「いや、いいよ、いいよ。詩子は、どうせ、そういう奴だって知ってたから」

千佳は、諦め顔で言った。


飲み会にも来ない。一緒に遊びに行くわけでもない。なんなら、今日の名古屋行きが、初めての一緒のお出かけだ。地味でおとなしく、押しも強くない。だからといって誘いはきっぱり断る。千佳以外のみんなが関心を失い、「いちおう―――」などと冷笑して誘うことさえしなくなった。千佳だけは、何となく仲良くなって、5年もの付き合いになる。詩子とは、そういう人物だった。


「詩子さん、大丈夫ですよ。わたしも、よく、『おまえ、ほんっとに他人に興味がねえよな』って、あかりに怒られてますから:

「えーっと―――」

千佳は、ズレた蟻宮のフォローに何て言葉を変えそうかと頭を抱えた。


「お待たせ!」

頭上から声が降ってきて、詩子、千佳、蟻宮の3人は顔を上げた。細身だが、むき出しの手足から適度に筋肉が浮き出た長身の女性がそこにいた。

「あかりさん!」

千佳が、ばね仕掛けのレトロなおもちゃのように飛び上がった。

「あー、いいからいいから。気にせず座っててくれ」

あかりは、ざっくばらんに言うと、蟻宮の隣、千佳の目の前に、無造作に腰を下ろした。千佳は座ったものの、あかりの顔を真正面にして、呼吸をするのも忘れたようだ。

「おいおい、そんなんで大丈夫か? 今から配信だぞ。もっとリラックスしろ。はい、深呼吸!」

あかりは、固まっている千佳に、気さくに言った。

「だ、大丈夫です」

詩子から見れば、千佳の目は、まだ、ぐるんぐるんしていそうだったが、本人が大丈夫というのだから、大丈夫と思うことにしよう。普段は、どちらかというと冷静な千佳が取り乱していて、落ち着きのない自分の方がリラックスしているのを不思議に思いながらも、詩子は視線を前に戻した。目の前には、人間離れした美貌の天使がいて、詩子ににっこりと笑いかけた。


「こ、この後の、予定を教えてもらっていいですか?」


今日は、遊びにきたのでもなければ、〝FREESiA(フリージア)〟に会いに来たわけでもない。他人に無頓着な詩子でさえ、蟻宮を見ていると、魂が身体を抜け出して、ふわふわと漂って行きそうだった。




配信は、一緒の場所で、顔を見ながらやりたい。


〝FREESiA(フリージア)〟から申し出があったのは、一緒に配信する約束をした翌日の夜だった。


〝FREESiA(フリージア)〟の拠点は名古屋にあるらしい。詩子は、当初、配信をするだけなら、横浜と名古屋に離れていも支障はないのでは?と思ったが、〝FREESiA(フリージア)〟のスタジオなら、スタッフもいるし、リスナーの不適切なコメントや機材の不具合といった不測の事態に対応できる。往復の乗車券(チケット)と宿泊施設は用意するからと言われれば、断る理由もなかった。有名アイドルともなれば、セキュリティなど、いろいろと警戒することもあるのだろう。無理を押し通して、詩子の家から配信したあげく、ハッキングにでも遭った日には責任の取りようがない。


詩子は、今でこそVチューバーだが、元は実写の配信者で、アーカイブを遡(さかのぼ)れば、顔出ししている動画も残っていた。顔出しに抵抗はない。次の日、千佳に事情を話したところ、二つ返事で承諾してくれた。考えてもみれば、千佳が推しに会えるチャンスを逃すはずもなかった。


土曜日の午後に名古屋へ移動して、深夜には横浜に戻れる日程だ。リニア中央新幹線があればこその弾丸旅行だ。


「ごめんなさいね、みこさんの枠で配信できなくて」


申し訳なさそうに謝ったのは、15分ほど遅れて合流した、依木(よりき)さんという人だ。詩子たちの名古屋入りための、連絡窓口をしてくれていた人だ。〝FREESiA(フリージア)〟のマネージャーをしているそうだ。大きめのマスクを着けて、濃い目のサングラスをかけているので、人相まではわからなかった。


「依木さん、マスク外してもいいと思うよ。みこさんと、そのお友達は、約束を守ってくれる人達だと思うから」

蟻宮が遠慮がちに言った。

「そうですね。お呼び立てしたのに、失礼しました。

依木さんがマスクとサングラスを取ると、清楚で大人な、思ったより若い女性の顔が現れた。


千佳が口元を覆って絶句した。

「千佳?」

詩子が怪訝そうに尋ねたが、地下は目元に涙を浮かべ、言葉を失っていた。


「改めまして、依木ゆのと申します。〝FREESiA(フリージア)〟のマネージャーを務めています。よろしくお願いします」

「あ、はい。こちらこそ」

詩子は、何が何だかわからないまま、頭を下げた。千佳が詩子のTシャツの裾をつまんで激しく引っ張った。

「な、何よ?」

「詩子、知らないの? この人、〝高橋ゆの〟だよ。伝説のアイドルの。芸能界では、消息不明になってたのに」

「―――ごめん、テレビ見ないんで」

詩子はピンとこなかったが、依木さんは、有名なアイドルらしい。

「そちら様のおっしゃる通り、わたしは、〝高橋ゆの〟名義でアイドル活動をしていました。今は、引退して、こちらの事務所でスタッフとして働いていますので、どうぞ、お気になさらず」

そう言って、自然な動作でスッと差し出された名刺を、詩子は受け取った。


芸能プロダクション〝FREESiA(フリージア)〟

プロデューサー 兼 マネージャー

依木 ゆの


と細い字で書かれていた。飾り気のない、いかにも業界人といった名刺だった。


「これは、ご丁寧にありがとうございます。わたしは、えっと―――」


詩子は、慌てて意味もなく鞄を開けたが、作ったことのない名刺が入っているはずもない。営業職でもない一介の会社員が名刺など持ち歩いているはずもない。


「お気になさらず。お名前は、チケットのやり取りの際に伺っておりますので。今日は、みこ様と、リッカ様と呼ばせていただきます」


そう言って、依木さんは微笑んだ。その清楚な美しさに、詩子は思わず見とれてしまった。どうやら、こちらを信用してもらえたようだ。


その後、依木さんが持参した企画書をタブレットPCに表示し、綿密な打ち合わせが行われた。打ち合わせは小一時間ほどかかり、その後、依木さんは、準備があるからと、その場を去った。


配信までは、まだ、時間があるということで、そのまま、夕食を食べることになった。


この喫茶店は、ダンススクールが終わる20時まで営業していて、外部から調理スタッフが曜日替わりで入り、それぞれ特色ある料理を提供しているらしい。土曜日はトルコ料理だそうで、香辛料がたっぷり入ったひき肉をブドウの葉で包んだ料理など、珍しい料理が提供された。トルコ料理は、世界三大料理の一つに数えられているが、日本人が口にする機会は少ない。ここ、名古屋には、多くのトルコ人が住んでいるらしく、こうしたトルコ料理を提供する店もあるとのことだった。


詩子たちが食事をしていると、次々と客がやってきて、あっという間に満席となった。会員制なので、誰でもというわけではないが、ダンススクールの生徒だけでなく、外部からも客が訪れるらしい。喫茶店にしてはテーブルが大きく、喫食だけでなく、今回のように打ち合わせスペースとしても使用しているそうだ。


デザートまで堪能して、場所を変えることになった。


最初に訪れた時に、蟻宮が出てきた自動ドアの前で、再びフラクタルデザインの提示を求められた。詩子と千佳がスマホを扉にかざすと、ガラス扉が青く光り、スッと開いた。


「ごめんね。めんどくさくて。このビル、フロアごとにセキュリティレベルが仕切られていて、上に行くほど高セキュリティになってるのよ」

蟻宮が説明した。


自動ドアから先は、ダンススクール〝Charis(カリス)〟のフロアで、講師や生徒など、関係者しか入れないとのことだ。エレベーターで3階に上がり、通路を進むと、さらに自動ドアがあった。


「ここも、フラクタルデザインを見せなきゃなの」

蟻宮が言って扉の前に立つと、扉が紫色に光った。詩子と千佳がスマホの画面を向けると、扉は青色に変わり、スッと開いた。


「この先は、ファッションブランドの工房と芸能事務所のスタジオがあるの。もうセキュリティチェックはないから安心してね」

「ずいぶん厳重なんですね」

詩子は、軽い驚きを込めて言った。

「どちらも〝FREESiA(フリージア)〟の中枢ですので。みなさんは、すでに認証されたので、リラックスして付いてきてくださいね」

蟻宮はにっこりと笑った。


こりゃ、アルセーヌ・ルパンも入り込めないというわけだわ。


ファッションブランド〝FREESiA(フリージア)〟とVチューバーアイドルグループ〝FREESiA(フリージア)〟。どちらも、往年のトップアイドル、神座(かんざ)えるるが作り上げた二大ブランドだ。この商業ビル全体が、要塞のごとく厳重なのも、二大ブランドに、それだけの価値があるということだろう。その中枢に入っていくと思うと、詩子は、高まっていく緊張を抑えられなかった。


自動ドアから、さらに通路を進むと、エレベーターがあった。3基あるエレベーターのうち2基は5階止まりで、1基は6階への直通となっていた。扉には、花と星を象(かたど)った〝FREESiA(フリージア)〟のロゴが彫刻されていた。


蟻宮がエレベーターのボタンを押すと、小窓が開き、昔ながらの虹彩認証(瞳の虹彩パターンをスキャンして個人識別を行う生体認証システム)が行われ、チリーンと風鈴のような音が鳴って扉が開いた。


「ありり、お前、扉が―――」

「うん。今日、登録が終わった」

あかりが、少し驚いたように蟻宮に何かを言いかけ、蟻宮が、にっこりと笑顔で答えた。

「そうか。よかったな」

「あかり、ありがとね。心配かけてごめん」

詩子と千佳は、何も言えないまま、エレベーターに乗った。事情はよくわからないが、蟻宮とあかり、二人にとっては、何か重要な変化があったのだろう。そこに、自分たちが触れるのは、駄目な気がしたのだ。


エレベーターは6階まで一気に駆け上がり、静かに扉が開いた。


「さあ、配信、頑張ろうぜ!」

あかりの力強い呼びかけに、「はいっ!」と3人の元気良い返事が重なった。

今回は、原作や高校生編にちょくちょく出てくる「神座えるるの城」への潜入レポートですw リニア中央新幹線の描写も詳しく書いたので、「ちょっとだけ先の未来線」を感じていただけましたでしょうか。


え? 名古屋のことが気になる?


ぜひ、名古屋に遊びに来てください!

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