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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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パチュリーに帰還、招いていないお客さんが・・・・

ニクン国、国王との話し合いは無事に終わった


結果としては良かったんだけど、様式美に付き合わされた感じがして

ちょっとイラっとしたのは仕方ないだろう


王都で一泊してから、パチュリーに戻る

帰りはアンディーと一緒に走って戻ってきた


ストレス発散には走るのがいいよね


パチュリーの町に入り、拠点までやって来ると「帰ってきたー」って感じがする

ここも自分の家としての認識が出来て来たって事かな


屋敷の庭にいるみんなに「ただいま」を言いつつ屋敷の中に入ると


ハンクスさんとリーヴァさんが迎えに出て来てくれた


「「おかえりなさい」」


「おかえりなさい!!」


「は?」


ハンクスさんとリーヴァさんの後ろには見た事のある人が・・・・


トルストイ「おかえりなさいませ!お待ちしておりました!」

元気よくそう言う人は・・・・・つい最近拠点内に嵐を起こした人だ

テムスンさんの所へ送り返したはずなのに、どうしてここにまたいるのだ?


「どういう?」

ガロルド「どうしてこいつが?」


ガロルドは不快そうな顔をしている

私も良い顔はしていないだろう、もう来るなって言ったはずだしね


トルストイ「お願いがあって参りました!」

ビシッと軍隊かのように話す、声も大きい、うるさい


ハンクスさんの方を見る


ハンクス「実は一度カンリオ国に戻り、仕事を辞めて、家を出てまでして戻って来たらしいのです」

「はぁ?家を出る?」

確か男爵家の人だったんじゃなかったけ?貴族を辞めたって事?


トルストイ「ルラさんに感銘を受け、ここで働きたく戻って参りました!給料はいりません!自活します!ここにお世話にはなりません!命令通りに動きますので、どうか力にならせて下さい!」



大きな声で宣言して、深くお辞儀をしたまま固まった




「ええーーー、めいわく~」

つい本音が口から漏れる



ハンクス「ルラさん、ぶっちゃけすぎですよ・・・・」

リーヴァ「まあ、気持ちはわかります」

うんうんと頷いているリーヴァさん


トルストイさんは、傷ついた顔をしつつも頭は下げたままだ


ガロルド「自活するのは勝手にすればいいと思うが、生活費はどうするつもりなんだ」

呆れた感じで言うガロルド


トルストイ「貯えがありますので、それで」

ガロルド「そんな物、いつまでもあるわけではないだろう」

トルストイ「何年かは大丈夫です・・・」


「ちょっと座って話をしましょうか、まだ帰ってきたばかりなんですよ」


トルストイ「も、申し訳ありません」

ハンクス「場所を変えましょう」


5人でリビングに移動して、着席


よくよくトルストイさんを見てみれば

以前とは違い、旅の為の服といった感じの簡素な服を着ていた

前はもっと貴族っぽい服だったはずだ


本当に出家してきたのか


ハンクス「5日ほど前に来まして、さきほどの話を言っていたので、放りだすのも違うかと思い、とりあえずここで生活してもらっています。自由にさせておくのも問題がありそうなので、劇場で雑用を手伝ってもらっていました」


トルストイ「ハンクスさんの温情には感謝しています。ああいったお店で働いたのは初めてなので、とても勉強になりました」


「そう、ですか」


以前会った時のような嫌な感じはなくなっている

もしかしてリーヴァさんの教育が効いたのかな?

帰す前に色々と連れまわしていたしなー


リーヴァ「彼には帰る前に色々と話をして、ルラさんの事をわかってもらえたと思っています。それなりの仕事をしてきた人なので、拠点で雇えばいい仕事が出来るのではないかと思うのですが・・・・まあ、一度ここで暴れた身としては信用が出来ないかも知れませんが、私が監視役として付くのでいかかでしょうか?」


「雇うという事ですよね」

リーヴァ「はい、これからルラさんは遠出する事も増えるでしょう?管理者が必要な時期です」



「そうなんですよね・・・・」

リーヴァさんの言う通りなのだ


ずっと、そういう人が欲しかった

しかし、信用がない


トルストイ「二度とルラさんの意に反しないと誓います。必要であれば奴隷契約をしてもいいと思っています」


「は?」

どうして奴隷契約なんて


リーヴァ「奴隷契約をすれば制約を付けれますし、守秘義務契約をすれば口外する事もありません」

「それはそうかもしれませんが・・・・私は誰かを奴隷にしたいなんて思った事はありませんし、魔法で縛るのも違うと思っています」


トルストイ「それでも、信じてもらうにはそれしか思いつかず・・・」

そんな絶望的な顔をしてこちらを見ないで欲しい

私が悪いみたいじゃないか


「はぁ、わかりました。リーヴァさんお守をお任せしていいですか?」

リーヴァ「はい、もちろんです。しっかりと見守りますよ」


「ありがとうございます。トルストイさん」


トルストイ「はい!」


「リーヴァさんの言う事は絶対だと思って下さい。納得いかない場合はすぐに退職。勝手な判断と振る舞いも即退職にします。その代わり、お給料はちゃんと払いますし、責任を持って仕事をして下さい。監視対象の間はこの拠点で暮らす事、他の従業員達はトルストイさんと同等の立場、同じ人間です。それを肝に銘じて暮らして下さい」


トルストイ「はい!わかりました!しかし・・・給料は・・・頂けません」


何でそうなるのだ


「は?私が無給で人を使っていると思われてもいいと思っているんですか?それと、無給の範囲しか仕事しないとか?やるならしっかりと給料を受け取って、給料分を責任を持って仕事してください。異論は認めません。『はい』か『わかりました』以外いりません」


トルストイ「は、はい!」


「よろしい。では、リーヴァさん後はお願いしまーす」

リーヴァ「はい、お任せを」




問題が増えた気がしないでもないけど、トルストイさんがまっとうに仕事してくれれば

ハンクスさんとリーヴァさんの助けになるのは間違いない


もし問題が起これば、即クビでいいだろう


信じてあげたい気持ちはあるんだけどね、変な方向でヤル気ださなければいいな



その後、ハンクスさんと留守中の話をして

劇場の売り上げを聞いた


ハンクス「意外と良い売り上げでしたよ。カケッチさんの魔道具のお陰で、好きな楽曲をいつでも流せるのが良かったですね。聴きたい曲のリクエストが多かったので、銀貨一枚で予約出来るようにしたら、とても好評でしたね。これだけでも良い収入になりました」


「わぁ、それは賢いですね。ハンクスさんが思いついたんですか?」

前世のジュークボックスのような感じだろう

とても賢い


ハンクス「初日の営業で申し出が多かったとミンクさんから聞きまして。対処法を2人で考えました。金額は安すぎると殺到するので銀貨1枚にして、ほどよくリクエストが来る感じにしました」


「素晴らしいですね、2人にボーナス支給しますね。リクエストの売り上げの10%でいいかな?」

ハンクス「ありがとうございます。ミンクさんも喜ぶと思います」


リクエストは本当に良い案だ

経費もかからないし、音楽を流すだけで売り上げが増えるし

お客さんも自分の聴きたい曲がきけて、双方満足


人員を確保出来れば、劇場は毎日オープンに切り替えて

ショータイムのある日と、無い日に分けて営業しようと思っているので


ショータイムの無い日は、音楽はリクエストで流すのが良いかも知れない


王都に行っている間の売り上げは、飲食が多く

いつものショー料金を取らない代わりに、飲食代が増えているので

売り上げはそこまで変わらない


演者個人に対する、応援の花は別換算になるけどね



とりあえず、留守中はトルストイさん襲来以外に問題はなく

先に戻って来たみんなも、昨日から劇場で元気にショーをしているそうなので

やっといつもの日常が戻って来たって感じだ


ハンクスさんとリーヴァさんには、国王陛下との話もして

これから法律も変わって、奴隷や獣人に対する扱いも変わってくるだろうと話をした




ハンクス「本当にやり遂げたのですね・・・・」

リーヴァ「これは大きな進歩ですよ。きっと劇場ももっと人気が出て来るはずです」

「ですね!王都公演も大人気で、連日満員だったんですからー。過去最高の売り上げだって言ってましたよ」


ハンクス「素晴らしいですね・・・・本当に・・・ルラさんに買われて良かった・・・」

泣き笑いになってしまったハンクスさん

この瞬間の為に頑張って来たんだもんね


「法改正には少し時間がかかるでしょうけど、いつかは首輪なしで出かけれるようになるといいですね」

ハンクス「はい、はい。いつか必ず・・・」


「この国はこれで安心かも知れませんが。教皇国はまだまだですからね、今度はあっちに手を伸ばします。ここにも人を送る事があると思うので、引き続きよろしくお願いします」


ハンクス「はい!もちろんです。こんなにやりがいのある仕事はありません!」

リーヴァ「私も尽力致します」


味方が増えて、自由に動ける


これからが本番だろう


気合いを入れて、手紙を書く

ゲンガンの町の冒険者ギルドマスター宛てだ


皇国の国王と繋いでもらえる人は、この人しか思い浮かばなかったので

手紙でつらつらと説明を書き、『会いに行きます』とだけ書いた


直接会って話をして、一緒に皇都に行ってもらうのがいいだろう


皇国に行けば、次はいつ帰って来るのかわからないので

また長期で留守になる

しっかりと準備して出発しよう



とりあえず、先にやっつけておきたいのは

公爵邸の女神の泉だ


これはだいたいの形を描いて、許可をもらったのであとは作るだけ


色々と雑用しつつ、空き時間を見つけては先に女神像だけ作っておく


拠点には新人が増えて、新人教育も進んでいるし

ルーファスさんも戻ってきてからは、舞台に立つべく特訓の日々を送っている


王都公演を見て触発されたのか、熱心にダンスの練習を頑張っているし

ガロルドと一緒にダンジョンに行っては走って移動の訓練をしている



ルーファス「鬼だな・・・」

「ツライのは最初だけだから」

ルーファス「その笑顔が怖い・・・・」


笑顔でアドバイスをしてあげただけなのにー


ガロルド「ルーファスは中々見どころがあるぞ、Bランクは行けるだろう」

ルーファス「本当か?!」

ガロルド「ああ、走れるようになったら戦闘訓練もしような」


ルーファス「やっぱりそうなるかー」

「ふふふ、頑張って。うちは子供でもCランクになってるからね、きっとBランクになれるよ」

アドとラドはBランクも視野に入っているらしいからね


そのうち昇格するかもしれない




そんなこんなで数日雑用をして、公爵邸に塔を建設しに行く事になった



さて!どーん!と建てちゃいますか!!

ありがとござした!

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― 新着の感想 ―
「出家」という言葉を使うと僧になるって意味から逃れられない。他の表現にした方が良い 言いたいことは違うんでしょ? 実家の影響下・所属から離れて出てきたって意味で使ってるんですよね?
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