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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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第二拠点の外湯の為に勉強しよう

第二拠点の傍に、外湯を作る為だけに塔を建設した


でも、その塔を遠くから見たらかなり目出つ

なので、カケッチさん指導の元、認識阻害の魔法を学ぶ事にした

結界として特定の場所に定着させるには、特殊な魔法文字の羅列が必要で

それはまるで魔法陣のような物だった


これを見て思ったのは、「ファンタジー」ど真ん中だ


よく漫画とかである魔法陣、憧れだったのだ

杖で描いたり、魔力で描いたり色々なやり方を漫画などで見た事があるけど

カケッチさんが教えてくれたものは、魔力で書いていく方法だ

書いている間、魔力で文字が光ってとても綺麗


そして一か所完成したのを見て、自分が作っている『浄化板』と似ている事に気付いた


これは自分で試行錯誤して、子供の頃に作ったもので

魔法陣への憧れもあったので、わざと魔法陣っぽくお洒落に作った

それがとても良く似ているので、カケッチさんに見せてみた


カケッチ「これは・・・浄化か?」

「え、見ただけでわかるんですか?」

カケッチ「当たり前だ、ルラが作ったのか?何だ、これが出来るのならこっちの結界もそれほど難しくないだろう」


「はい、子供の時に試行錯誤して作ったんですよ。似ているなーって思いましたけど、やっぱり似てますよね」

カケッチ「は?独学で作ったのか?」

「はい、魔法文字があるなら、応用して作れるだろうと思って。かなり時間がかかりましたど」

カケッチ「独学でここまで到達したのか・・・・さすがだな、原理はほぼ一緒だ。あとはこっちの魔法文字を覚えれば出来るだろう」

分厚い本を渡されたので、受け取って見てみる

パラパラとめくっただけでもわかる


これは、1日2日程度で理解できるものじゃない


「カケッチさん、今は急ぎなので認識阻害の書き方を紙に書いてもらえないですか?他はおいおい勉強していきますから」

カケッチ「そうだな、王都公演もあるし。少し時間をくれ」

「はい、ありがとうございます」


カケッチさんが紙に書き出している間に、天秤の制作に入る

金インゴットから作ろうと思っていたけど、さすがに全部が金だと重いだろう

なので土魔法で粗方の形を作って、上から金で覆っていく

これで豪華さもあり、とても良い感じになった


天秤だけが金なのはおかしい気がしてきて

剣と目隠しの布も一緒に金で覆ってみた


「おお、かっこいい」


一番強調したいものが金になり、より映えた


そこまで作った所で、カケッチさんの書いた魔法文字が完成したので

それを見ながら、自分でも書いていく


「ううーーん、これは細かい・・・」

カケッチ「もう少し大きめに書けばいいものを・・・どうしてこうこじんまりと書いたのだ」

「え、小さい方が目立たないかなって・・・」


カケッチさんが最初に書いてくれたものより、一回り小さく書いてみたのだ

そして、途中で小さくしすぎたかもしれないとなっている

困った困った


カケッチ「どうせ定着魔法をかけてしまえば、普通の人には見えん。大きさより正確さが大事だ」

「え、見えなくなる?」

カケッチ「ああ、地下も何も見えないだろう。わかるとすれば魔力がそこにある事くらいだ」

「ええー、それを早く言って欲しかったー」


カケッチ「まさかさらに小さくするとは思わんだろう。やり直すよりは書き上げた方が早いだろう、そのまま頑張れ、私はあちらを書く」

「はーい。お願いします」


自分で勝手にハードコアにしてしまった


そのままなんとか書き上げて、その頃にはカケッチさんが残りを全部終わらせてくれていた


カケッチ「初めて書いたにしては上手い。それに小さい」

「ありがとうございます」

どうやら合格点はもらえたようだ


塔の上の地面の4方向に、認識阻害の結界を書いて

それを丸く繋げていくと、全体に認識阻害がかかるらしい

最後に定着魔法をかけると、書いた魔法文字が消えて行った


カケッチ「これで完成だ。下に降りて見てみよう」

そう言って、いち早く下に飛んでいった

カケッチさんが浮遊魔法を使うのを始めて見たけど、うまいな・・・


自分も地面に降りて、敷地外まで歩いていく

塔の上部には何も見えない

手すりだけが見える


「本当に見えなくなった・・・」

カケッチ「成功だな。で?風呂はいつ完成するんだ?」

「まだ天秤が完成していないので、もう2,3日はかかりますね」

カケッチ「わかった。完成したら声をかけてくれ」


「はい、教えてもらって助かりました。ありがとうございます」

カケッチ「ああ、構わん。結界魔法も伝承者が少ないからな。少しでも増やしたいのもあるんだ」

「そうなんですね・・・じゃあ、あの本を読みこんで他の結界も書けるように頑張ります!」

カケッチ「ああ、そうしてくれ。じゃあな」

「ありがとうございましたー」


お風呂は良い物が完成しそうだし

結界魔法まで習得できて、一石二鳥だったな

っていうか、コレを習得できれば外壁とか最強にできるんじゃない?


ちょっと優先的に勉強する必要があるな・・・・でもこの文字を読み込むのは時間がかかりそうだ


とりあえず天秤を完成させたいので、空き時間は天秤作りに没頭した

これが想像以上に難しく

左右のバランスにかなり苦戦した

バランスが悪いと思って、少し削っただけでかなり傾く

何度も何度も微調整を繰り返し、実際に量れるかも確認してみて納得のいく物を作り上げて

やっとの思いで女神像の手に持たせてみた


「うわぁ、かっこいい。過去一来たかも」

金色に映える、目隠しの布に、剣、そして一番目立つのは揺れる天秤だ

風の影響で、少し揺れている

それがまた光を受けた金色を目立たせた


嬉しくなって、地上へ飛び降りてカケッチさんを走って呼びに行く

その道中で丁度帰ってきたガロルドとすれ違ったので、ガロルドも誘った

地下室へ行き、カケッチさんを見つける


「カケッチさん!完成しました!」

カケッチ「そうか!見に行こう!」

ガロルド「何だ?何を作ったんだ?」

「ふふふー、見てのお楽しみだよー」

ついでに、ダンスの練習をしていたルーファスさんも連れていく事にした


「ダンスの練習楽しい?」

ルーファス「ああ、思ったよりも楽しいな。鳥獣人がいるのも嬉しい」

同族が居る事が嬉しいらしい


「良かったー。いつかステージに一緒に立とうねー」

ルーファス「わかった。頑張って練習するよ。で?俺は何処に連れて行かれるんだ?」

「ほら、ここには外にお風呂が無いって話したじゃない?」

ルーファス「確かにしたが、それでも十分すぎるほど立派な風呂があるからいいじゃないか」

「まあまあ、外でお風呂に入るの良かったでしょう?」

ルーファス「確かに・・・・」

カケッチ「ああ、君もトレールの拠点で入ったのか」

ルーファス「はい、とても良い経験でした」


カケッチ「そうだな、私も外で風呂に入る経験はそれほど多くないが、あそこは格別だったな。しかしそれも塗り替えるかもな」


ルーファス「あそこを越える?」

「こっちこっちー」

第二拠点の中に入り、2階へ上がる


ガロルド「2階・・・・もしかして、最近できたあの塔か?」

「せいかーい。あとは見てのお楽しみね!」


言葉で説明するよりは、実際に見て欲しい

突き当りの扉を開けると、塔の上へ上る為の階段へ出る

そこを上っていくと・・・・


夕日に照らされたテミス像が見えてくる


ルーファス「像?」

カケッチ「おお!おお!」

階段を上り切ると、女神像の全貌が見えた


夕日に照らされた金色が綺麗で、女神像もオレンジに色づいている


ガロルド「綺麗だな・・・しかも金を使ったのか?」

「うん、銀も銅も錆びちゃうから、これしかないかなって」

ガロルド「いや、正解だな。女神なのか?」

「うん、私が勝手に思い描いた(事にした)んだけどね」


カケッチ「素晴らしいな。しかし、作っている時も思ったが、どうして目隠しを?そんな女神は見た事がないぞ?」


「金色で作った所には意味があって・・・」

かくかくしかじか、テミス像の3つの意味を説明した


ルーファス「偏見を持たず、公平にはかり、正義を実行する・・・・」

隣でぼそっと呟いたかと思うと、ルーファスさんは跪いて祈り出した


ルーファス「俺は信仰心の薄い方だが、彼女には力を借りたいな」

カケッチ「そうだな・・・王都公演の為にも祈っておくか」

ガロルド「・・・・」


3人とも祈り初めてしまったので

私も手を合わせて、目を閉じた


どうか上手くいくように、みんなに私達の仲間が認めてもらえるように

そして、自分の中の正義を振りかざして、誰かを傷つける事にならないように

頑張ります・・・・


そこまで心の中で念じて、目を開けた


「さ!お風呂に入りましょうか!」

カケッチ「いいな!お湯を入れよう!」

いつになくウキウキのカケッチさんは、魔石を女神の足元にある台座に嵌める

すると、お湯が滝のように出て来た


ガロルド「飯も食べずに風呂に入るのか?」

カケッチ「私は入る。一番風呂を約束したからな」

ルーファス「俺も入りたいが、後にしておくよ。先に楽しんでくれ」

「はーい、あ、じゃあみんなに新しいお風呂が出来たって伝言お願いしてもいい?」

ルーファス「了解、しかしここは外から丸見えじゃないか?」


カケッチ「そこは対策済みだ、認識阻害の結界を全方位にしてある」

ガロルド「さすがだな、しかし裸で入るのは止めたほうがいいな」

「うん、それは止めた方が良いね。脱衣所とかないし」


うきうきで建物の個室に入り、水着に着替えた

この部屋は着替え用に空けておいてもいいな


水着を着て塔の上に戻ると、すでにカケッチさんとガロルドが入っていた


カケッチさんはぼーっと女神像を眺めているし

ガロルドは町の外を眺めていた


「おじゃましまーす」

かけ湯をしてから、お風呂の中に入る

温かいお湯が体を包んで、とても気持ちがいい

塔の上だから風があるし、解放感は抜群だ


町の方を見れば、建物が見えるし

町の外には地平線が見える


そして女神像がたたずみ、金色が綺麗に光る


これは過去一凄い物が出来てしまった

自画自賛だけど、これはお金が取れるレベルだろう


体がふやけるまでお風呂を楽しんで、カケッチさんも大満足のようだった


ガロルドはもちろん絶賛してくれたし

その後に交代で誰が入るか、激しい戦いが繰り広げられていた


みんなが気に入ってくれて嬉しい!

大成功だ!



ありがとござした!

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