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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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ダンスタンス家で食事会

ルンルン気分でダンギルマスの家へ向かう


ガロルド「嬉しそうだな」

「うん!前に来た時から時間が経ってるから、ジーンくんも大きくなってるだろうなーって」

ガロルド「そうだな、楽しみだな」

「ダンギルマスに似て来てるのか、リンヌさんに似て来たのかも気になるなー」

ガロルド「どっちも似てた気がするな」

「わかるー」


ジーンくんは髪色はダンギルマス似で茶金っぽい色だけど

口とか鼻の雰囲気はリンヌさんに似ている

顔だけの雰囲気を言うならリンヌさんに似ている気がするけど

男の子だし大きくなってきたらダンギルマスに似てくるような気がする

どちらにも似ている雰囲気があるので、成長が気になって仕方ない


「ガロは学校で質問攻めにあってたね」

ガロルド「・・・ああ、みんなルラが心配みたいだぞ」

「ふふふ、まだ子供だと思ってくれてるのかなー」

心配いらないよって言っていても、心配してくれる人がいるっていうのは嬉しい事だ


ガロルド「ルラが普段どんな事をしているのかを聞かれたのが一番困った」

「普段何をしているのか・・・・」

それは困るな・・・


会議したり、ダンジョンに入ったり

ダンスと歌の練習をしたり

道路を作ったり・・・・雑務って感じだ


ガロルド「な?困るだろう?だから、最近は道路を作っているって言っておいた」

「ああ、それなら丸く収まるね」


確かに、最近のメインは道路作りかもしれない


ガロルド「どうやって作っているのか詳しく聞かれたが、『魔法で』としか言えなくてな」

「そう・・・・だよね。魔法で・・・・だね」

説明のしようがないな、それは


ガロルド「驚いたり感心したり、みんなルラが好きなんだな」

「え?そう、かな?えへへへ、何か嬉しいな・・・」


たった3年、4年くらいか・・・

その間だけだったのに、凄く良い時間を過ごさせてもらって

今も交流を持てる事をとても幸せに思う



ゆっくりと歩きながらダンギルマスの家まで来て、家の扉をノックする


「はーい」という返事のあとで、リンヌさんが出て来てくれた


「お久しぶりです。ダンギルマスからお呼ばれして来ました」

リンヌ「きゃーー!嬉しい!いつ帰ってきたの?」

「今日です。朝ダンギルマスの所に顔をだしたら、夜ごはんを一緒に食べようって言われて」

リンヌ「あら、あの人にしては気が利くじゃない」


ジーン「あ~」

リンヌ「あら、ジーンもルラちゃんの事覚えているのかしら」

おんぶされているジーンくんが、手を伸ばして「あー、あー」言っている


「覚えてくれてるのかなー?そうだと嬉しいなー」

顔を見るだけでにこにこしちゃう、可愛いったらない

「やっぱり大きくなってますねー」

リンヌ「もうね、あの人に似て凄く食べるのよ。いつでもお腹すいてるんじゃないかってくらい」

「あははっ、もうそこから似てるんだ」


リンヌ「立ち話もなんだから、中に入って。お茶を入れるわ」

「あ、私が入れますよ。リンヌさんは座ってください」

リンヌ「ありがとう。あ、そうだわ夜ごはんも2人分しか作ってないから買い出しにいかないと」


「なーに言ってるんですかー、私が来たんですよ?」

リンヌ「・・・・と、いう事は何か新しい物でも手に入ったの?」

「ええ、もちろんですよ。今はニクン国のパチュリーにいるんです。あそこも資源が豊富ですよー」

リンヌ「まあ、それは期待しちゃうわね」


「ふふふ、期待して下さい。とっても美味しい物がたくさん手に入ったんですからー」

最近やっている事について話をしながらお茶を飲む


リンヌ「町から出ないから見ていないけど、もうそんな所まで道路が完成しているのねー」

「まだまだあるんですけどね、アシタスト国を横断する国道が出来たら、他の国にも取り掛かるつもりです」

リンヌ「石の道ってそんなに簡単に出来るものなの?」

「最初は難しかったんですけど、やっていたら段々慣れて来ました。今は簡単に作れるようになったんですけど・・・ちょっと問題が・・・」


リンヌ「え?簡単に作れるのに問題が?それって深刻なの?」

「・・・・・飽きるんです」


リンヌ「飽きる・・・」

ガロルド「家とは違って同じものをずーっと作るのが苦痛だそうだ」


リンヌ「・・・・あっはっはっは!ルラちゃんらしいわーー」

「え、そんなに笑います?」

リンヌさんに大笑いされてしまった


飽きる問題は結構深刻だ、だってまだまだ作らなければならない道路はある

ここに来たのだって息抜きなんだから


しばらくリンヌさんは笑い続けて

そんな時にダンギルマスが帰って来た


ダンギルマス「ただいまーって・・・・めっちゃ笑ってるな。何を聞いたんだ?」

リンヌ「それがねー」

楽しそうに、私の道路作りの話をするリンヌさん

そしてそれを聞いて大笑いするダンギルマス


ダンギルマス「あっはっはっはっ、それで町に来たってのか。納得だぜ」

「めっちゃ笑うじゃないですかー、本当に結構大変なんですからね」

ダンギルマス「何も大変じゃねえって言っているわけじゃないぜ。すげえ事やっているよお前は、偉い偉い」


乱暴に頭を撫でられる


でも、悪い気はしない


「あ、それで道路が完成したら貿易がもっと増えるはずなんですよね。特にニクン国からの輸出は増えると思います。なので、先行してお披露目しようかなってー」


リンヌ「きゃー、楽しみー」

ダンギルマス「それそれ、それが楽しみで早く仕事を終わらせて来たんだ」


「最近ダンジョンで見つけて来たのが、手長エビとカニです」

塩ゆでしておいたものを出して、半分に切る


ダンギルマス「おおーーー、でけえ」

リンヌ「これがパチュリーダンジョンで採れるの?」

「はい、3階から湿地になっていて、凄く足場が悪いせいで誰もほとんど調査してこなかったんですって。それを聞いて行ってきたんですよ。想像よりもずっと色んな物がありました」


ダンギルマス「ほぉ、行った事はないが、湿地は冒険者達は嫌うだろうなー」

ガロルド「移動で困るのもあるが、武器がほとんどまともに使えなくなるのがな」

リンヌ「確かにね、足場が不安定な所で魔物と戦うなんて誰もしたくないでしょう」


「そこでリザードマンの出番です。彼らは湿地でも普通に移動できるんですよ」

ダンギルマス「なるほどな、彼らに探索を任せる事にしたのか?」

「はい、湿地はね。湿地のさらに先にはジャングルがあって、そこなら普通の冒険者でも活動が出来る事がわかったので、混合のパーティを組んで探索してもらう方向で動いています」


ダンギルマス「そりゃ賢いな」

ガロルド「募集をかけてはいるが、なかなか集まらなくてな」

リンヌ「リザードマンって結構珍しい種族じゃない?」

「そうらしいですね。うちの拠点のメンバーにいるので、そこまで珍しいとは思ってなかったですよね」


ダンギルマス「そうだ、その拠点ってのはどうなってんだ?」

「今はかなり大きくなりましたよ。トレールの拠点は20人くらいで、パチュリーの拠点は60人くらいかな?」


リンヌ「え!そんなに集めたの?」

ダンギルマス「奴隷を買うとか言ってなかったか?そだけでそんなに集まったのか?」

「はい、順調に買い占めてます。事業も上手く行っていて、黒字も黒字ですよ」


ダンギルマス「冒険者だけじゃなくて、そっちの才能もあるのかよ・・・」

リンヌ「すごいわねえ」


「私の才能っていうか、みんながちゃんと働いてくれるからですよ。元商人の人に拠点の事は全て任せているので、こうして私はここまで来れるわけですし」


ダンギルマス「言っている事はわかるが、それが難しいんじゃねえか。俺だってギルドマスターしてるが、誰かに任せて長期で離れれば仕事が溜まっていく一方だぜ?」

「ギルドマスターと私じゃ責任を持つところが違いますから。ギルドマスターは町を守っていると言っても過言じゃないですからね。私の所は一企業なので、裁量権をある程度誰かに任せても回ります」


ダンギルマス「はぁー、賢いもんだぜ」

リンヌ「ね、ジーンにも色々と教えて欲しいわ」

ダンギルマス「そんな器用に育つかねえー」

リンヌ「私とダンの子供だものね・・・勢いで進んで行きそう・・・」


「あははっ、それもいいじゃないですか。勢いでもギルドマスターになれるんですから」

ダンギルマス「褒められている気がしねえ」

ガロルド「ふふっ」

リンヌ「褒めているわよー、きっと」


「ま、ご飯食べながら話をしましょ。たくさんあるんですから」

ダンギルマス「そうだ!このデカいカニ!気になってたんだ!」

リンヌ「エビも美味しそうだわー」


ジーン「あーあーう」

「ジーンくんも大きくなったら食べようねー」

リンヌ「子供の時から贅沢なものを食べていると、冒険者になったら困るわね」

ダンギルマス「確かにな、保存食なんて食えたもんじゃねえしな」


「まあ、その時にはもっと美味しい保存食が出来ているかも?」

ダンギルマス「そりゃ言えてるわ。ルラが何か開発してくれんだろう」

「えー、それなら魔法カバンを量産するかなー」

防腐剤なんてないしね、そっちの方が早い


ダンギルマス「あ!そうだ!お前が渡してきた魔法カバン、時間停止がついてるじゃねえか!」

「もちろんですよ。ポーションってずっと効果が生きているわけじゃないですから」

原料は果物や薬草、キノコなどだ、もちろん賞味期限も消費期限もある


ダンギルマス「適正価格で買い取るからな、まったくとんでもないもん渡して来やがって」

「いえ、それは貸与品です。いつか返してもらうので大事に使って下さい。自分で作っているものなので、これから量産していく予定ですし、すぐに返せなんて言いませんから」


ダンギルマス「は?」

リンヌ「自分で作っているって・・・」


ガロルド「エルフの里で勉強したんだよな」

「うん。今は自分で作れるようになったんです。なので買取たいっていうなら、おいおいでいいですよ」


リンヌ「とんでもないわねえ、ルラちゃんエルフにでもなっちゃうのかしら?」

ダンギルマス「いや、もうハイエルフとかなのかも知れねえな」


「違います。一般人ですから」

私にエルフ的な特徴は何もないです


こんなやり取りをしつつも、これまでに集めたご馳走たちを振舞った


全部美味しいっていうダンギルマスはもちろん喜んでくれたけど

リンヌさんはガーのフライを凄く気に入っていた


リンヌ「魚なんてほとんど食べないから、これが食べれるようになるなら嬉しいわね」

「ですよね、結構数が採れるので広まっていくとは思うんですけど・・・」

リンヌ「なにか問題でもあるの?」


ガロルド「ガーを見た事はあるか?」

リンヌ「ないわね。魚なんでしょ?」

ダンギルマス「俺も無いな、魔物とはいえ普通の魚じゃないのか?」


「ふつう?」

普通ってなんだっけ?


ガロルド「まあ、世の中には知らなくて良い事もあるか」

リンヌ「ええ!こんな繊細な身なのに、とんでもない見た目だっていうの!?」

ダンギルマス「・・・・まあ、魔物だしな。俺は美味ければいいな」


ダンギルマスは相変わらずだ

ワイバーンも最初は食わず嫌いだったもんね


「ふふ、美味しければいいですよねー」

ダンギルマス「そうだそうだ」


リンヌ「ええーー!気になるわ!どんな見た目だっていうのよーー」

不安を煽って申し訳ない


賑やかな食事会は凄く楽しい

ここに帰ってきて良かったなーって凄く思うんだ

ありがとござした!

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