屋台メニューを考えよう
お祭りの屋台競技に参加する事になったので、試作で小さなきな粉おはぎを作った
でも
見た目の問題なのか、ハザーマさんの反応はイマイチ
味はいいんだけどね・・・・
屋台と言えば、やっぱり香りも大事だ
美味しい匂いに引き寄せられるもの、となればやっぱりアレかな?
小さめのお鍋を出して、必要な調味料を入れて行く
みりん、砂糖、しょうゆ、片栗粉、水、これを火にかけて煮詰めていく
混ぜるのをハザーマさんに任せて
ハザーマ「これは・・・ショユーのタレか?」
「はい、とろみが出るまで頑張って下さい」
ハザーマ「わかった」
潰したご飯に、片栗粉を投入、さらに混ぜて
まとまってきたら、お湯を沸かして
丸めて投入だ
浮かんできたらOk
串にさしていく
ハザーマ「これぐらいか?」
「良い感じです。火を止めてください」
タレもできたので、串に刺した団子を魔法で炙っていく
ハザーマ「や、焼いてるのか?」
「はい、焼くと香ばしくなるので・・・・これぐらいかな?」
焼き目がついたら、みたらしのタレにつけてー、はい完成!みたらし団子~
「はい、どうぞ、熱いうちに」
ハザーマ「こ、これは?」
「お団子です。イモ団子とか食べた事ありますよね?」
ハザーマ「な、なるほど・・・味がちょっと想像つかないな・・・」
「そうですか?美味しいですよ」
そう言いながらも自分の分を作っていく
「よし、完成。いただきまーす」
三つ刺してあるうちの一つにかじりついた、もちもちとした食感に
みたらしの甘辛いタレ・・・・久しぶりに食べた~、美味しい~
普段食べないけど、お祭りとか、お花見とか、観光した時とかに食べるんだよね
焼きたてはもちっと伸びて美味しいんだけど
このなんちゃってみたらし団子でも、もちもち感はあって美味しい
私が美味しそうに食べるのを見て、ハザーマさんも食べた
ハザーマ「ん?美味い、確かに香ばしい・・・・ショユーが甘いとは・・・不思議だ」
「甘辛いのもあうんですよね、ショユーは。サトウキビが取れるダンジョンが近いならキビ砂糖を使った料理がもっとあっても良いと思うんです」
ハザーマ「なるほどな、それはいい考えだ。しかもこれは香りもいい、この匂いは客が引き寄せられそうだ」
「やっぱり美味しい匂いがするものが良いですよねー、はい、こんどはきな粉です」
今度はみたらしのタレを薄めに付けたあとに、きな粉をまぶしたものだ
じつはこっちの方が好き、っていうかきな粉が好きだ
先にかじりつく「うんまー、きな粉って最高」
ハザーマ「そんなにか?俺も・・・・」
ハザーマさんもかじりついた
ハザーマ「これは!美味い!俺はこっちの方が好きかもしれない」
「実は私もなんですよね・・・どっちも美味しいけど、できるならきな粉をかけたい・・・」
そして、かじった所に追いきな粉をつける
ハザーマ「あ!追加できな粉を!?そんなの美味いに決まっているじゃないか!」
「ふっふふふー、きな粉にハマって来ましたね?」
ハザーマ「これはクセになる、きな粉が香ばしいし、もちもちとした食感も良い」
「じゃあ、これはメニューに決まりですかね?」
ハザーマ「ああ、俺が食べたい」
「ふふふっ、じゃあ材料の準備と、実はもう一つ作りたい物があって」
ハザーマ「まだあるのか?」
「きな粉って結構なんにでも使えるんです。それで個人的にきな粉を丸ごと楽しめるものがひとつあって」
ハザーマ「きな粉をまるごと?食べるのか?」
「まあ、そんな感じですね。まずはキビ砂糖で蜜を作ります」
ハザーマ「みつ・・・」
キビ砂糖と、水、同量を鍋に入れて混ぜる
ダマがなくなるまで混ぜて、火にかける、中火くらいで煮立ってきたら灰汁を取りつつ煮詰める
トロミがでてきたら、完成だ。粗熱を取っていく
蜜が完成したら、きな粉の登場だ
蜜ときな粉を同量、混ぜていく、塊りになるまで混ぜていき
水分が多いなと思ったらきな粉を足す、手で持ってもべちゃっとしない程度までまとめて
きな粉を広げたバットに入れて、成型していく、適当な四角形で1センチくらいの厚さ
形ができたら、棒状になるようにカットしてく
カットした分にもまんべんなくきな粉をまぶしたら完成だ!
「きな粉棒!」
ハザーマ「きな粉ぼう?」
「うん、これ大好きなんだー」ひとつつまんでパクリ
これこれーー、美味しすぎる
牛乳飲みたい
収納から取り出して、牛乳を飲む
「ああーーーーー!これこれ!」
ハザーマ「そんなに美味いのか?」
ひとつ取って、かじっている
ハザーマ「ふーん、不思議な食感だ、団子とも違うが、確かにきな粉を丸ごとって感じだな」
「そうなの、これには牛乳があう、絶対に」
ハザーマ「牛乳か・・・」
「あれ?キライ?」
ハザーマ「正直好きではないな・・・・」
「もったいないなー、味が嫌い?」
ハザーマ「味も、匂いも」
「なるほどね・・・・」
牛乳を取り出して、砂糖入りのきな粉を投入
溶けはしてくれないので、しっかりと混ぜる
「はい、飲んでみて?ちょっとでいいから」
ハザーマ「は?苦手だって話した所だぞ?」
「まーまーまーまー、騙されたと思って!ひとくち!!」
ハザーマ「・・・ひとくちだけだぞ?」
コップに少し口をつけて、ちびっと飲む
ハザーマ「ん?」ちびっと飲んだあとに、もう一口今度はごくっと飲んだ
「どう?」
ハザーマ「うまい・・・かもしれない」
「はっはっはー、どうだきな粉のちから!」
ハザーマ「凄いな・・・きな粉棒が合うというのもわかる・・・」
きな粉棒をかじっては、きな粉牛乳を飲んでいる
「わかってくれて嬉しい!」
自分もきな粉棒を食べては、牛乳を飲む
ああ、この組み合わせを食べれる日が来るとは・・・最高です
その後は、どの商品にするかみんなの意見も聞きたいので
全部を量産した
お昼が近いので、お昼ご飯にサンドイッチも作った
全部を作り終わってもみんなが帰って来ないので庭に様子を見に行くと
戦っていた、円の中で激しく
ドム「おらーー!そんなもんか!?」
ガロルド「ぐっ」
組み合う2人、力で押し合っていたが
ドムさんにガロルドが足を取られて、円の外に出された
ドム「まだまだだな」
ガロルド「くそっ」
ユーハイム「大分うまくなってきたがな」
ドム「これは力だけじゃないんだ、頭もいる」
なるほどね、下に手を突いても良い相撲って所かな?
押し出すか、持ち上げるか、転倒させて落とすかって所かな?
「ガロ?あのね?・・・・」こしょこしょとガロルドにアドバイスをする
ガロルド「なるほど?・・・・・ああ、わかった。よしもう一回だドム」
ドム「いいぜ、これが最後だ、腹が減ったしな」
ユーハイム「そうだな、続きは昼めしを食ってからだ」
ガロルド「ああ」
聞いたルールでは、打撃系の攻撃と、金的、締め技などは禁止だけど
他には細かいルールはない、身体強化は有りだし、引っ張るのも押すのも有りだ
ユーハイム「じゃあ、行くぞ、レディー、ファイト!」
ガロルドは合図とともに深く腰を落として、ドムさんに突進して片足を掴んだ
ドムさんも合図とともに突進したけど、受け止める気まんまんだったので
足を掴まれて「うおおおお」となっていた
そのまま足を持ち上げるガロルド
ドムさんはそのまま片足をケンケンさせて、場外へ行ってしまった
ガロルド「ふう、勝った」
ドム「やるじゃねえか!」
ユーハイム「いい作戦だな!」
ガロルド「ルラのおかげだ」
「ふふっ、じゃあ3人ともキレイにしてからお昼にしましょー。試作も食べて欲しいので!」
「「「やったー!」」」
浄化をしてから家に入ってきた3人にご飯と、屋台の試食を食べてもらう
ガロルド「どれも美味い、俺はこれが好きだな」
ガロルドはきな粉棒が好きみたいだ、一緒だ
ドム「なんだ!どれも甘いのか!俺はてっきりしょっぱいのかと思ったからビックリした・・・だけど、美味いな・・・俺はこれが一番好きかな?」
ドムさんはみたらし団子か
ユーハイム「ほんとだ全部甘い、俺甘いもの好きなんだよー。全部美味い、しかもコレ、ショユーか?ショユーの匂いがする」
ユーハイムさんが意外と甘党なのか
「そうですよ、ショユーと砂糖です」
ユーハイム「やっぱりか!しかも何か香ばしい、この粉は何なんだ?」
ハザーマ「それがな・・・・ダイズなんだよ」
「「「ダイズ!?」」」
ガロルド「豆がこれが?豆の味がするか?」
ドム「豆か?豆を粉に?」
ユーハイム「ダイズを齧ったことあるが、こんな味じゃなかったぞ??」
「少し炒めてから粉にしているんで、香ばしい香りなんですよ」
ユーハイム「はあーー、すげえ、美味い」
ハザーマ「この反応を見る限り、全部行けそうだな」
「うん、でもなー好き嫌いあるしな。他にも考えようかな・・・・」
ハザーマ「他にも?」
「うん、後は揚げたパンにきな粉をかけても美味しいんだよね。パンに入れてもいいし、クッキーでもいいな・・・・」
ハザーマ「それは困るな・・・選べなくなる・・・」
「そっか、ありすぎると困るよね。じゃあみたらし団子は決定かな、一番香りが強いし」
ハザーマ「そうだな、きな粉をかけたものと、かけないものの2つあるといいな」
「そうだね、きな粉棒は美味しいけど、インパクトがなさすぎるからなー、やっぱり揚げパンがいいかな?」
ハザーマ「じゃあそれを、午後に作ってみようか」
「うん、そうしよっか」
こうして、屋台のメニューもだいたいが決定した
きな粉が広まってくれると嬉しいなー
ありがとござした!




