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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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冒険者ギルドマスターとエリクサー

孤児院のシスターハリアルさんから、ガロルドの小さい頃の話を聞いて

本人が戻って来たところで、終わった


ハリアルさんがガロルドのお母さん的な存在なのが良くわかった

ちゃんと心配してくれる人がいて良かった


話をした後は、ハリアルさんに差し入れのクッキーを渡して

ガロルドのおすすめのお店でお昼ご飯を食べた



ガロルド「何を話してたんだ?」

「うん?ガロが小さい頃どんな子だったかとか、私達がどんな旅をしてたかとか」

ガロルド「・・・・変な事言ってなかったか?」

「え?全然?ガロが髪を切らせてくれなかったって困ってた事とかだよ」

ガロルド「・・・・やっぱり言っているじゃないか・・・」


「それは出会った時も自分で言ってたじゃない?別に変に思わなかったけどね」


ガロルド「・・・・そうなのか?」

「うん、そういう子もいるでしょう。繊細な子供だったって言ってたよ」

ガロルド「・・・・もういい。」

どうやら恥ずかしいみたいだ

気持ちはわかるので、それ以上は言わないようにした


ガロルドのおすすめのお店では、濃い目のガツンとした味付けの料理がでてきた

丼料理で、たぶんラットのお肉を醬油ベースで煮込んだものが乗っかっていた

切らなくても崩れるくらいに煮込まれていて、お米と良く合う

凄く美味しかった

ガロルドも久しぶりの故郷の料理がだからか、おかわりをしていた

やっぱり地元の味って特別だよね


お腹いっぱいになったら冒険者ギルドへ向かい


冒険者ギルドについて、受付へ向かう


ガロルド「ガロルドだ、ギルドマスターと話たい事があるんだが会えるか?」

受付「まあ、ガロルドさんお帰りなさい!ギルドマスターは部屋にいらっしゃいますよ。きっと喜びますよ」

ガロルド「・・・・わかった。ありがとう」


ガロルドについて行く




コンコンコン 「どうぞー」

ノックをするとすぐに返事があったので、ガロルドがドアを開けて入ると

執務机に座る、金髪のエルフ男性がいた


ガロルド「久しぶりだな、聞きたい事があって来た」

ギルマス「おお!ガロルドー!大きくなって!また身長が伸びたんじゃないか?」

すぐに立ち上がって近くまで走り寄り、ガロルドの肩や背中を叩いて確認している


ガロルド「伸びてない、今日は聞きたい事があって来たんだ」

ギルマス「おお。いいよいいよ。じゃあこちらで聞こうかな、私も聞きたい事だらけだよ。彼女がパーティを組んだルラさんだね、可愛らしい子と組んだんだね、どこでどうやって知り合って?ガロルドと仲良くなれるなんて凄いね、しかもランクも上がって、ダンジョン踏破までしちゃって、びっくりしたんだから、手紙も書いてくれないし、聞きたい事だらけなんだからー」


応接セットへ移動しつつもしゃべっている


おお、凄い

マシンガントークだ・・・


ガロルド「・・・・ひとつずつ話をしてくれ、答えられない」

ギルマス「おっと失礼・・・・では自己紹介から、私はここのギルドマスターで、ベルヌルト・アーダリウス・ハカだよ、長いからね、ギルマスとかベルって呼んでね」


「あ、ルラといいます。よろしくお願いします。」

ギルマス「ルラちゃんね、噂は聞いているよ。ドラゴンを従魔にしているとか?」

「あ、はい。今は寝ていますけど」

2匹はお腹いっぱいでお昼寝中だ


ギルマス「へえ?町の外で待っているのかい?」

「いえ、ここにいますよ」

髪を避けて、フードを少し開いて見せる


ソファから立って近づいてくるギルマス


ギルマス「おやおや・・・こんなに小さいとは・・・何とも可愛らしいぃー」

小さな声でデレっとした顔をしている

わかりますか、この可愛さが


ギルマス「いいものを見せてもらいましたー。こんな素敵な方とパーティを組めるなんてガロルドは幸せですねえ」

ガロルド「・・・・そろそろ俺たちの話をしてもいいか?」


ギルマス「おっと失礼、そうでしたね。聞きたい事とはなんでしょうか?」

ガロルド「ダンジョンでエリクサーの材料になるものが手に入ったんだ、あんたならエリクサーの作り方も知っているかと思って聞きにきた」


ギルマス「エリクサー!・・・・それを知ってどうするつもりですか?」

「どうする・・・・純粋に興味ですね、作れるのか、実在するものなのか」


ギルマス「なるほど?・・・・実在はしますよ。伝説の中のものでもありません、が。世に出回って良いものではありません。真のエリクサーの効能は人族の身に余るものだと私は考えます」


「誰かに売るつもりはないですが、それは・・・・不老不死、とか、そういう事ですか?」

ギルマス「ふふっ、実際には不老不死という効能はありません。ですが、寿命を延ばすこと、つまり体のすべての不調、ケガや体の一部の欠損、そして病気を治し、体が一番発達している状態へ、人間ならば20才前後でしょうか・・・そういう事ができてしまう霊薬です」


なるほど、人間には過ぎた薬だって事ね


「なるほど、理解しました。私は・・・・売りに出したり、誰かに譲ったりするために作りたい訳ではないです」


ギルマス「そうですか、ではなぜエリクサーを求めているのです?」

「んー、簡単に言うならば・・・自分のためです。いつか邪神を倒したいので、必要な時が来るかもしれない・・・・あった方が良い気がしたんです」


ギルマス「邪神ですか・・・これは予想外の返答ですね・・・・邪神といえど神、あなたは神殺しをなさるおつもりで?」


「殺す・・・か、どうかはわかりませんが、ボッコボコに殴ってやるつもりではあります」

ギルマス「じゃ、邪神を殴る・・・・それはまた剛毅な・・・・確かに、神に挑むのなら霊薬が必要になるかもしれませんね・・・」


「はい、あっさりとやられる訳にはいかないので、出来るだけ準備しておきたいなって。使わずに終わる未来もあるかも知れません」


ギルマス「ふーーー、そうですね・・・邪神へ個人的な恨みが?」

「はい、積もり積もって」


私は今までのいきさつを話した

邪神から気に入られてしまっている、私が苦しんだり、悲しんだりするのを

見て楽しんで、喜んでいる


それは呪いとして表れて、自分に悪意を抱くものを増幅する


今まで、ずっと、前世から

ただ自分が悪いと思っていた


家族が私に優しくない事も

そんな家族を心から愛せない事も

全部自分の心が汚いからだと思っていた


こんな気持ちにさせた、邪神が許せない

今までは自分を押し殺してきた

でも、今度は我慢しないんだ

自分の幸せを願って、欲しいって思って何が悪いんだ


邪神が私を苦しめるなら、今度は私のターンだ



そう思いながら説明した



ギルマス「わかりました。・・・・ですが、エリクサーの作り方がわかった所で誰にでも作れるものではありませんよ?」

「製薬はいろいろやってきたので、そこは頑張ります」

ギルマス「おや、製薬ができると?」

「はい、ポーションは初級から特級まで、あとは万能薬も、そしてこれは秘密にして欲しいんですけど、おいしいポーションの登録は私が行いました」


ギルマス「・・・・特級に万能薬まで?しかもおいしいポーションを開発?」


ガロルド「ルラが言っている事は本当だ、俺からも頼む」


ギルマス「ガロルドが私に頭を下げるなんて初めてですね・・・・・わかりました。ですが、製法を教えても作れるかどうかはわかりませんよ?」


「ありがとうございます!がんばります!!」

ガロルド「良かったな」

「うん!」


素直に嬉しい!

自分でエリクサーが作れるかもしれない!


ギルマス「それでは積もる話もありますし、今夜私の家で食事でもどうですか?」

ガロルド「・・・・食事はどうするんだ?」

ギルマス「もちろん、私が野菜たっぷりの料理を振舞いますよ」

ガロルド「それが問題なんだ・・・・・」


「え?ダメなの?」

ガロルド「こいつの料理は野菜をちぎって皿に盛っただけだ」


そんな事ある?


ギルマス「失礼な・・・素材の味を生かした料理と言って欲しいですね」


どうやら本当らしい・・・・それはちょっとな・・・・


「ギルドマスター、良ければ私が作ってもいいですか?」

ギルマス「良いのですか?しかし客人に甘えるのは・・・」

ガロルド「ルラの料理は世界一美味い」


ギルマス「せ、世界一?それはいくらなんでも大げさでは?のろけですか?」

すごく困惑しているではないか、盛りすぎダメ


「世界一は言い過ぎですけど、普通に美味しい料理はできますので、ギルドマスターは苦手な食べ物とかありませんか?」


ギルマス「私はなんでも食べますよ、肉でも野菜でも。しいて言うならばキノコが好きですねえ」


「キノコですか、わかりました。じゃあ夜ごはんは私に任せて下さい」


ギルマス「いいのですか?ありがとうございます」


こうして、野菜だけの食卓は回避した

ありがとござした!

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