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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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ダンジョン踏破のお知らせ

目が覚めて、辺りを見回す

ここは・・・・そうか、昨日ドラゴンを倒したんだった


ダンジョンの最下層で寝るってなかなか無いな


目が覚めてしまったので、身支度をして

昨日のドロップ品を取り出してみた


謎のナイフだ


変わらず劣化した金属のナイフって感じだ


「浄化」 


浄化をすれば少しキレイになってはいる

どうせ暇だしと思って繰り返しかけてみる

「浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化」


うーん、これだけかけても完全にはキレイにならないの?

ただの劣化じゃない?なんなんだろうか


ガロルドもまだ起きなそうなので続けることにした

「浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化」


ふう、かなりキレイになってきたかな?

もうちょっとだ

「浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化」


え?まだダメ?

どーなってるんだ!


「浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化」

「浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化」

「浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化、浄化」

「はあ、はあ、はあ」


これでどうだ?

かなり輝いてきた気がする

ぐっと引き抜いてみる


ズルっと抜けた・・・・けど


「うわぁ、これは酷い」

刀身は酷く黒ずんでいて、とても切れそうにない

でも、これは錆びじゃないなーなんだろうか?


角度を変えて見て確かめるが、わからない


ガロルド「おはよう」

「あ、おはよう。見て、抜けたんだけどね。これ」

ガロルド「ん?昨日の抜けなかったやつか・・・・」

近くに見に来た


ガロルド「酷いな・・・しかも錆には見えないな」

「ね?ちょとずつ浄化していこうっと」

ガロルド「鞘はキレイになったんだな」

「うん、見てキレイな模様も出て来た」

ガロルド「不思議な模様だな・・・刀身も綺麗になればいいな」

「うん、はじめてのダンジョンだし、大事にしたいな」

ガロルド「そうだな」


軽く朝ごはんを食べて、戻る事にした


「で?どうやって戻るんだろう?」

ガロルド「どこかに転移陣があるはずだ」


見回してみる

「もしかしてアレ?」

一番奥には石碑っぽいものがあった

ガロルド「あれみたいだな」

近づいて見ると、石碑の上部に紋様が刻まれていた


ガロルド「ここに魔力を流せばいいはずだ、手を」

「うん」

石碑に手を乗せて、ガロルドと手をつなぐ

魔力を流せば、一瞬の浮遊感の後に知らない場所に移動していた


「どこだろう?」

ガロルド「あそこだろう」


前方には階段があるがその先は天井だ

ガロルドに手を引かれるままに進むと ゴゴゴゴゴ

天井が動いて開き、外が見えた


「まっぶしーーー」

ガロルド「久しぶりの太陽だ」

「ふふふ、帰ってきたねーー」

ガロルド「ああ、ギルドに報告しないとな」

「あ、そっか。休む気まんまんだった」

ガロルド「ははっ、気持ちはわかるがな。さっと報告して早く休もう」

「うん」


階段を上り切って外に出ると、眩しくて目がちかちかした

やっぱりダンジョンの中は外より暗かったんだと実感した


左を見ればすぐそこにダンジョンの入り口があった

入っていく冒険者と目が合う


「あ」

とりあえず会釈してダンジョンの受付に向かった


周りがざわざわとし出す


ガロルド「横からすまない、Bランクパーティの『アルラド』だ、今戻った」

受付「あ、は?戻った・・・・?」

ガロルド「ああ、踏破して戻った」

受付「は?あ?と、・・・・・とうは・・・?」

ガロルド「じゃあな、報告はした。行こう」

「うん」


ざわざわと並んでいる冒険者が騒ぎ出した

「と、踏破だって?」「ほんとにそう言ったか?」「聞いたか?」「踏破だってよ」


そんな言葉が聞こえてきたので

2人で走って門へ向かった


「あはは、みんなびっくりしてたね」

ガロルド「ははっ、受付も面白い顔をしていたぞ」

「うん、これ報告したら凄い事になりそうだね」

ガロルド「そうだな、ややこしくなったらすぐに町を出ればいいだろう」

「そっか、そうだね!」


町の門まで走って移動して、身分証明をして入る


そのままギルドへ行って、受付に「ダンジョンを踏破してきました」そう言った

たっぷりの沈黙の後に

受付「冗談ではなく?」と、聞かれ

ガロルド「嘘を言う必要が?」と、返した


受付「しょ、少々お待ちください!」

そう言って、椅子を倒しながら立ち上がり走っていった


そして、走って戻ってきて

受付「ギルドマスターがお待ちです、こちらへ」

そう言われて後ろを付いていき、ギルドマスタールームまで来た

実務机に座っていたのは、ムキムキでヒゲの似合う男性だ



「踏破したと聞いた、本当か?」

ガロルド「はい、つい先ほど」

「詳しく聞きたい、こっちへ」


そう言って、ソファーへ案内された

ソファーに座ると、受付さんが紅茶を入れて下がっていった


「まずはダンジョン踏破おめでとう、ご苦労様。俺はここのギルドマスターザンガドだ」

ガロルド「ガロルドだ」

「ルラです」

ザンガド「2人パーティーで踏破したのか?信じられんな・・・・。」

「ふふ、2人と2匹です」

丁度2匹が起きて来たので、ご飯のパンを渡す

ギルマスにも見やすいようにヒザの上に乗せた


ザンガド「こ、こいつは・・・・噂のドラゴンの従魔か!!!この目で見れるとは・・・。そういえば確かにルラという冒険者だという報告だったな」


そっか、冒険者ギルドには情報を送るって言っていたな

「そうです、アルジャンは幼竜です。」

ザンガド「・・・・・このサイズですでに戦闘力が凄いと?」

ガロルド「凄かったですね。たいていの魔物は魔法で倒していました」

ザンガド「そうだ!21階以降の地図や魔物が知りたい!わかっている限りでいい!」

「大丈夫ですよ、しっかりメモしてきました」

そう言って地図と魔物や宝箱の位置を書き込んだ紙をテーブルに置いた


ザンガド「は?地図?こんなものを描きながら進んだのか?」

「はい、ガロルドと2匹もいたので、余裕がありました」


ザンガド「・・・・・・・・ありがとう。大変助かる」

何かすごく色々と言いたそうな顔をして、お礼を言われた


紙を見て凄く難しい顔をしている

ザンガド「オーガ変異種の紫?ミノタウロス上位種?サイクロプスに、キマイラ?最下層にファイヤードラゴン・・・・・。これを全て倒してきたと・・・・。」


ガロルド「はい」

「みんなで協力して、ね?」

「きゅう」「きゅぃ」


ザンガド「まいった、文句なしだ。2人をAランクに上げたい、いいだろうか」

「はい、お願いします」

ガロルド「はい、良かったな」

「うん!目標達成だ!」


ザンガド「Aランクが目標だったのか?Sランクでもいいと俺は思うけどな」

「とりあえずAランクが目標でした。Sランクってどうやってなるものなんですか?」

ザンガド「Sランクは国が認めれば一発だが、ギルドマスター10人からの推薦があればSランクになる事もできる。俺はもちろん推薦しておくよ」


ガロルド「10人は高いハードルだな」

「そうだねえ、まあAランクで十分な気もするけど」

ガロルド「そうだな、同感だ」


ザンガド「欲がねえなあ。よっし、じゃあドロップ品を持って帰ってきたんだろう?買い取りさせてくれ」

「はい、たっくさんあるんで倉庫とかがいいですかね」

ザンガド「おう、魔法カバン持ちか?こりゃあ期待できるな!」



ザンガドさんの後ろについて倉庫へ向かう

ザンガド「ここに出していってくれ」

「はーい、じゃあ素材系から・・・・。」


毒クモの糸と魔石、オーガの皮と魔石、オーガ上位種の皮と魔石、オーガ変異種の皮と魔石

ミノタウロスの角と魔石、ミノタウロス上位種の角と魔石

サイクロプスの特大魔石、キマイラのきらきら魔石

ファイヤードラゴンの特大きらきら魔石と爪と牙


ドロップ品は、魔法カバンの袋と、ナイフ(呪い)、ゴテゴテナイフ(呪い)

魔道具の腕輪や指輪、ネックレス

宝石が入っていた宝石箱

その他、金インゴットと宝石が多数



「こんなもんです」

ザンガド「ファイアードラゴンの魔石・・・・・・こりゃあすげえ・・・」

ギルドマスターは魅入られたかのようになでなでしてはのぞき込んだりして

ファイヤードラゴンの魔石をずっと撫でている


「あ、あの?ギルドマスター?」

ザンガド「あ、ああ。すまない、滅多に見れるものじゃないからな。これはずっと見ていられるな」

「本当にキレイですよね。」

ザンガド「そうだな・・・・・・だが、これは冒険者ギルドでは買取できないな。国に打診してみるか・・・。」


ガロルド「買取できない?」

ザンガド「ああ、これだけのドロップ品があるんだ。予算がまったく足りない、この魔石を買うか、こっちのドロップ品を全部買うかの2択だ、そりゃあドロップ品を買うだろう」

「ああ、なるほどーーー、ってそんなに高いんだ。」


ザンガド「あったり前だろう?ドラゴンの討伐なんて100年に一回あるか無いかだ、その魔石だぞ?ギルドで買ったとしても国に買い取ってもらうわ、さすがに」

「そ、そっか」

ザンガド「って事で、こいつは国に話を持っていっていいか?それまではギルド預かりになっちまうが。どっちにしろ、ダンジョン踏破を国に知らせにいかないといけないからな」

「私はいいけど、ガロは?保管しときたいとかある?」

ガロルド「いや、さすがにこれは持って歩けないだろう。ふふふ」


ザンガド「そりゃあそうだ、じゃあこっちに任せてくれ。それでいいな?」

「「はい」」



こうして、ファイヤードラゴンの魔石は皇国の陛下のもとへ行く事になった

他の品も査定に時間がかかるそうなのでギルド預かりになった

ありがとござした!

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