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『アルビトリウム』の世界 登場人物紹介 用語解説  作者: 新条満留
補足『アルビトリウム』の世界(ここは既読者のための項目です)
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異種族、或いは異支族間の結婚について

異種族、或いは異支族間の結婚について


 物語では詳しく描かれませんでしたが、『アルビトリウム』には異種族や異支族間の夫婦も存在しています。その場合、その子供はどうなるかについて述べておきたいと思います。問題となるのは種族の特性はどうなってしまうのかですが、種族や支族の持つ特性というのは遺伝子的には「別種」となります。つまり二つのものは融合し合うことはないので、先天的に受け継げるのはどちか一方の特性のみです。これは同種族の異支族間についても同じです。

 では分かり易く例を挙げてみましょう。物語の中のシンジとハルカに子供ができたらどうなるのかを考えてみます。その子は胎児の時点で彼らのどちらか一方の支族の特性を受け継ぎ(≒優勢遺伝)、もう一方の支族の特性は潜在して体内に残りますが、成人するまでに消滅してしまいます。つまり彼らの子供は射型か霊型のどちかになります。

 では仮に著しく違う仙獣族獣型とエルフ族霊型――物語の中でも出てきたモトとユリア、或いはルキアが仮に結婚していたらどうなったかで考えてみます。その場合も同じことです。但し外見的な特質は似るので、極端なことを言えば全身体毛に覆われたエルフ族霊型の子供が生まれる可能性もあります。しかし、そうしたことはあまり起こりません。その理由は人族、エルフ族、幻霊族、そしてワタマ族などは多くの共通点を持つため結ばれる可能性も高いですが、人型(二足の者)と獣型(四足になれる者)とでは美的感覚や性格が違う(物語の中でアイルがちらっとそんな事を言っていましたね)ため、あまり結ばれないのです。結果的に彼らも結ばれることはありませんでした。

 それでは物語に出てくるステラとファルが、仮にあのまま『アルビトリウム』にいて結婚した場合はどうなったかを考えてみましょう。その場合の子供は顔つきは二人に似るでしょうが、種族としての特性はワタマ族か幻霊族か、どちか一方のものを持って生まれてくることになったでしょう。しかし彼らは最後には特異な存在となりました。ステラは『動元』をファルは『霊元』を先天的に持っていましたが、後天的に二人とも『仙元』と『神元』を分与されました。そしてさらにステラとファルは肉体的にも結ばれて、ファルはステラの『動元』も分与されています。これらは融合できないので彼らの体内で連結して全く新しい『元力』として存在しています。しかも二人とも『調和点』の身体を持っていて不死です。だから、もしファルの特性を受け継いだ子供が生まれた場合には、ステラがファルを融合させていた時のような先天的に回復支援もできる不死の超戦士が誕生することになっていたでしょう。

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