アルビトリウムの禍(対サムン・マールム戦)
アルビトリウムの禍(対サムン・マールム戦)
概要
大東原の平和維持軍『ストラトス』を結成したステラたち七人が、妖獣皇帝サムン・マールムの部隊四人との決戦に挑んだ。戦いは最初から最後まで予測不可能な事態によって二転三転し混戦状態となった。ステラたちは目標であったサムン・マールムを滅ぼすことには成功したが、『月の天井』を阻止するという目的は達せられず、彼らにとって苦い勝利となった。
経緯
桜花村で「フルソジャー」となったステラとカオルは再会し、『泰仙峡谷』に住むを永泰仙の元を訪れる。彼らはそこで恐ろしい事実を彼女から聞かされる。天上族の『荒天使い』の神術『月の天井』は『天破埋没』によって宇宙を消滅させる力があり、サムン・マールムは彼と契約を交わし、その気になればいつでもそれを発動できる、ということだった。
そしてステラ、ファル、そしてカオルは早速それを阻止するために動き始める。ステラたちは白仙城に赴き、そこでシンジたちと再会を果たした。
しかし、もう一つの凶報が彼らを待っていた。ワタマ族が『大東原』で町を荒らし回っている、という事実だった。彼らは『ポルソアメオ』の後継部隊『ストラトス』を結成し、まずワタマ族の排除に向かうことにした。しかし僥倖にも幻霊族が『メテオリーテス』によってワタマ族の本拠地『虚朦の浮地』への攻撃を始めていたのだ。それによってワタマ族は大東原から退去し本土の防衛に向かっていた。それによってステラたちはサムン・マールム討伐に徹することができるようになりいよいよ決戦の火蓋が切られることになった。
経過
ダマススがサムン・マールムと融合していることを知らないステラは、彼の不意打ちに合って手傷を負い最初から危機に陥る。『ストラトス』の仲間たちがファルが彼を治癒している間、ダマススたちと激闘を繰り広げる。ファルがステラの命を救いたい一心から万能魔法『フィリア』を完成させ、彼は一命を取り留め再び立ち上がる。
サムン・マールムはステラとの決戦に備えて二重三重に罠を張り巡らしていた。『四神官の像』のある周辺の領域は彼の得意とする『亜空間魔法』によって彼の力が働き隊員たちの戦闘力を奪っていく。さらに『ソール隊』の隊員たち六人が人質として捕えられていたため、ステラたちは思い切った攻撃を仕掛けられなかった。
しかし、ファルの『フィリア』がサムン・マールの『亜空間攻撃』を除去し、隊員たちは力を取り戻していく。そしてダマススによって瀕死だったドルスが乱入し、ダマススの邪魔をしてステラたちを助けた。そうして彼らにとって状況が有利に働き始めた時、再び思わぬ邪魔が入る。ワタマ族最強の特殊部隊である親衛隊『メルセス』の隊長アトルムだった。彼はステラと肩を並べるほどの実力を持っていると噂されていた戦士だった。誰も見たことのないワタマ族同士の凄まじいい戦いに誰もが息を呑んで見守っていた。戦いはそれだけでは終わらなかった。ワタマ族『百人隊』の隊長アルギラがステラを助けるために彼らの戦いに割って入った。彼女のお蔭でステラはサムン・マールムとの戦いに徹すことができるようになったが、ドルスによって満身創痍となったダマススをサムン・マールムは見捨て、遂に『荒天使い』に自らの命を与え『月の天井』が発動することになってしまう。
結果
『大東原大乱』に引き続き起こったこの『アルビトリウムの禍』という戦いは、この物語の方向性が明確になる戦いである。ステラたちはその後、この宇宙を消滅させる『天破埋没』を阻止するために奔走することになっていく。
フェミナに続き、永泰仙やアルギラというこの物語で大きな役割を果たしていく新キャラクターたちが登場し、物語が広がりを見せながら結末に向かって進んでいくことになる。
追記
裏話になりますが、初期設定では『ソール隊』はここで全滅させる予定でした。それによってこの物語は悲劇もあり得るんだという深みを与えるつもりでした。しかし、私はクインクというキャラクターが好きで、彼女をあまり死なせたくないという思いがありました。正直、この話を書く寸前まで彼女だけ生かすとか、色々と彼女らの扱いに迷っていましたが、私にはどうしても彼女を殺すことはできませんでした。結果的に全員を生かして、彼らの役回りを所々に挿入して活躍の場を与えることにしました。そこで彼女は物語の方向性には深く関わってこないかもしれませんが、最後までいい感じの役回りを与えるようにしたのです。
未定ですが続編では、彼女が物語の方向性にも関わるような重要なキャラクターにしてみるのも面白いかなとも思っています。




