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新たな道、そして・・・。

そして、あの日から次の日のこと

ハジメの部屋で残りの人で集まった

「・・・結構減ったね」

「そうだね」

「なぁ、アイツはいねぇのか?」

「ん?アイツって」

「ほら、確か春野だっけ?アイツいねぇーぞ」

「「!?」」

「まじで影薄いなぁ、アイツ」

「春野さーん!!返事して!!!」

「むやみに叫んでも声の無駄なだけ・・・夢歌!!」

『はいはーい、何ー?』

「春野千夏はどこにいるの?それとも死んだの?」

「お前っ・・・、言っていいことと悪いことあるぞ!!!」

「待って、夕凪ちゃんにはきっと考えがあるだよ」

「・・・けっ、わかったよ」

『うーん、殺したなんて報告入ってないよ』

「何処にいるかわかる?」

『えっーと、!・・・皆さん今から花芽と加瀬見の部屋に集合』

そういってモニターは切れた

私達の部屋に集合?

なんで急にそんなことを・・・。

「意味わかんねぇーぞ?なんで加瀬見達の部屋なんだよ」

「わかんないけど、行こう」

「・・・あぁ」

へ?

あれ・・・、何かぼっち!?

ちょっと、待って・・・あれ?

「なんで、私・・・前は孤独だけを愛してきた」

でも、今の私って

「まるで・・・孤独が怖いみたいじゃない」

でも今はそんなこと考えている場合なんかじゃない

早く部屋に行かないと

廊下をもうダッシュで向かった

「あれ、み・・・皆さんど、どーしたんですか?」

「あぁ?開かないんだよ!!ここの、扉ッ!!!」

扉が開かない?

そんなはずはない、だって最後にいたのは彼女のはずだもん・・・?

「あっーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

【!!???】

「開かないのって・・・、春野さんが、し・・・閉めたと、思います」

「ねぇ、さっきから言葉がカタコトだよ?夕凪ちゃん」

「な、なんのこと・・・でしょうか」

「やっぱり変だって・・・、ホントにどうしたの?」

「そ、それより・・・早く開けないと」

「そうだね・・・、えいっ!!」

「・・・?、待って・・・この扉、既に開いていますよ?」

「なっ、開かないのにウソ言ってんじゃねぇーぞ!!」

「・・・、ごめんなさい」

なんでだろう、こーいうのって昔から慣れっこなのに

なんで・・・涙何か・・・出るのだろう

「・・・夕凪ちゃん?どーしたの!?」

「えっ・・・あれ?なんで」

「えっと・・・、どーうしょう」

「ん?ってなんでオメェ泣いてんだよ!?」

「・・・君が泣かせたんだろ」

「誰だよ、オメェーは!!」

「皆川 百合子だ、最初からいたぞ」

「・・・そーかよ」

「夕凪ちゃんは僕に任せて、野崎君は続けて」

「お、おう」

「・・・花芽氏、アナタの言っていることは間違っていません」

「間違っていないって?」

「扉が開いているという発言です。」

「・・・でもよく見ると、立て付けが悪いみたいく感じる」

「えぇ、実際にそうですから・・・きっと鬼が無理やり入ろうとして諦めてこの状態になったのでしょう」

「・・・そっか、夕凪ちゃん大丈夫だから」

「もう、嫌だぁ・・・嫌だよぉ、うっぅ」

「何が嫌なの?」

「・・・それは、言いたく・・・ない」

「そっか、わかった」

そう言って奏多は傍を離れて行く

それが何故か嫌で、嫌で・・・周りにいる人が憎く感じる

「・・・ダメ、だよ・・・そんな考え」

ふと、立ち上がり

扉の前に立ち止まる

「おい!!邪魔すんなっ・・・、って」

「・・・ふぅん!!!!!」

腰に双剣をかざしていたことを忘れていた

鞘から刀を抜き振りかざす

すると、先まで開かなかった部屋も

すんなりと入れるようになった

でも、部屋に入るとそこには春野ではなく

夢歌の姿があった

「もう、遅い」

「なんで密室の中に夢歌がいるの!?」

「秘密経路ってやつですわぁー、とにかくついてきてね」

そう言って夢歌が行った場所は【クローゼット】だった

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