表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
住人志望のアルバ  作者: 星を見る猫
はじまりのものがたり
5/52

5.動く鎧 は 経験値を てにいれた

 スライムの残骸が地面に広がると同時に、私の体に不思議な感覚が走った。


「うわっ…何…この感じ…?」


 一瞬、体が軽くなったような気がした。まるで体の中にエネルギーが流れ込んでくるような感覚だった。その感覚を楽しみながら、自分が成長していることを実感した。


「はいはいはい。なるほどねこれが経験値ってやつですね?」


 ステータス画面を見ると、経験値が増えていることを確認した。まぁこんなもんかな…?手こずったけどやれないことはなさそうっすね。初勝利に喜びを感じながら、ふと考えた。


「これだったら次のレベルまで行っていいんじゃないかな?もっと経験値を稼ぐために、もう少しスライム狩りをしてみるか」


 私は再びダンジョンを探索し始め、スライムが出現するエリアを探した。しばらくすると、また別のスライムを発見した。


「よし、今度はもっと効率よく倒してみせる。ゲーマーなめんなよ」


 今回は先ほどの戦いで学んだことを活かし、スライムに対して的確な攻撃を仕掛けた。まぁ人間(もう違うけど)成長するもんで、やればやるほど少しずつコツを掴み、スライム狩りを繰り返すことで、経験値を順調に稼いでいきました。おいそこ、Gジェノサイドルートとかいうな。これゲームっていうか世界違うから


「ふぅ、だいぶ慣れてきたな。とりあえず見敵必殺。あのあからさまな核的なやつをスッパリやっちまえばイチコロって感じかな。」

 さらにスライム狩りを続けていると、徐々に私の動きはスムーズになり、攻撃も的確になっていった。もうスライムハンターとでも呼んでくれもいいのだよ!!いやよく考えたらくそダサいな。

 そしてついに、その瞬間が訪れた。


「うわっ、またこの感覚が…。」


 体中に再びエネルギーが満ち溢れる感覚が走り、私は自分が一段と強くなったことを感じた。ステータス画面を確認すると、レベルが上がっていることに気付いた。


「やった!ついにレベルアップした!」

 ステータス




 名前:(なし)


 種族:リビングメイル

 レベル 2/10

 称号:なし


 スキル:剣術(素人)LV2/5


     盾術(素人)LV1/5


     修復    LV1/10


     暗視    LV―


 耐性:物理耐性


    痛覚無効


    精神耐性


    状態異常無効


    光属性脆弱 大


 えっと…何体倒したっけ?7だっけ?8だっけ?なんかそのくらい倒して1レベアップかぁ。これはこいつらの経験値が少ないのか私の種族が経験値結構必要なタイプなのか。どっちかは分からないけど将来苦労すること待ったなしなのはわかる。ていうか伸びたスキル剣術だけ?あれか?使ったスキルだけ伸びる感じ?そういやさっきから盾あんまり使ってないな。最初ビビってたときぐらいだし、被弾してないから…そりゃ剣術だけ伸びるか。あそういえば暗視あったね。パッシブで発動ではない?あれか、ONOFF切り替えるタイプかな。

 私がこの後どうするか考えていると、突然遠くから魔物の叫び声が聞こえてきた。それはまるでゴブリンのような声だったが、正確にはわからない。声の方向を確認しながら、私は心の中で自問自答した。

 行くべきか?やめておくか?


 そりゃ決まってるでしょ


「あのゴブリン的なやつが気になる。オタクの感が言っている。あの方向には何かがある…と」

 そうと決まれば出陣だ!!待ってろ新モンスター!

 慎重に進みながらも、私は心の中で新たな敵との遭遇に対する緊張と興奮が入り混じる感覚を感じていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ