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きゅうじゅうろく
社会は薄い氷の膜で辛うじて繋がる
ネットワークは見えず、結び目は見当たらない
場当たりで、何とか成り立っているのが現実
だからこそ、関係性の意味を意識しないといけない
焼き加減を調整するように、関係の深さを調律する
公平にできたとしても、平等には難しい
命を削る均衡は、真の平衡ではない
人一人の負える重さは限られている
密度×体積の合計は変わらない
広く深くは重すぎて、浅く狭くは軽すぎる
浅く広く、狭く深くをバランスよく選り分ける
社会生物としての平衡感覚を考える