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詩集『想・葉・連』~無数の点は線を描くのか~  作者: 槇河 しゃち


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きゅうじゅういち

晴れ渡る空に不釣り合いに浮かぶ雲が、恋しく感じられる


灰色の雲海が、ぼくの心を地面に押し付ける


隙間風が運ぶような、情けない声がこぼれ落ちる


もっと心臓が強ければ、この奇妙な重圧をも跳ね返せるのに


全身に張り巡らされた血流に、夢や希望を乗せられるのに


握りこぶしを作り、ゴリラのように胸を叩き続ける


無駄だと知りながらも、止まらない右の拳


痛みを超えた快感に、ぼくの表情が緩む


そして、雲が晴れゆく中で、心も少し軽くなる

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