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詩集『想・葉・連』~無数の点は線を描くのか~  作者: 槇河 しゃち


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9/100

きゅう

極小は見境なしに飛び回り

隙間を探して潜り込む

数多の有機的な包囲網を

遊戯を楽しむ子どものように

嬉々と解体しながら進撃する


内部に入れば即座に花を咲かせ

色とりどりの花弁が空間を埋めるが

自身の作品が完成するまでには

飽いては次の宿り木を探している


入れ物は壊れて朽ちたにも関わらず

むしろ刹那は飾っただろうと

恩着せがましい価値観を

強要してくる軋むような不快さに

胃液が腹から染み出るようだ


本能に従って特化していく生態は

胡坐をかいたドウブツが忘却した機能

本意はただただ繁殖のみで

純粋であるからこそ恐ろしい

ただその純粋を操作するはナニモノ

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