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詩集『想・葉・連』~無数の点は線を描くのか~  作者: 槇河 しゃち


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じゅう

数多の雫に如何ほどの悲愴が込められているのか


ある時は豪雨となって、ある時は水蒸気となって

水は形態を何度も繰り返し変えながら旅をする


味気のない透明な球体に目を凝らしてみれば

表面の微かな傷も見えてくるはずだ


そうして隙間から入り込んだ日光は

球体内部で何度も散乱しては虹を描くのだ


一滴一滴に思慮はあるにも関わらず

我々の目には留まらない、慮る余裕がない

人間も群衆となり国民となれば

誰も一つ一つの灯を掬うことはできないだろう

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