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ごじゅうに
転換点は突然に訪れた
ニラの香りが鼻腔を抜けた時
舌の刺激がわずかに脳まで届いた
美味しいような気がした
ついに、味を感じられるようになったのだろうか
あの日、青天の霹靂に脳を焼かれ
心に空いた風穴を埋める術もなく
ただただ干された魚のように
薄い体は微風にすら耐えられなかった
それでも敢為堅忍
怒りに身を焦がしながらも
歯を軋むほどに食いしばり
浮かぶ涙は流すまいと
曇り空を見上げながら
重たい脚を動かし続けた
か細く、乱れた心の炎は静けさを取り戻し
その姿は赤から青へと変化していた
眼光は新たな精気を宿し
怒りの火は厳かに熱く灯り続ける
いまを生きる、あすよ来い




