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さんじゅうよん
身体が世界と調和していない
普段は意識もしない胃が垂れているような不快感
何か決定打があるわけではない
ただ自分の頭に重なって重みを増して
思考力を攫うような砂嵐が脳内で生じた
大切な友人も一蓮托生の妻も
目が合うだけで、いや、意識をするだけで
気分がじんわりと摺り潰されて苦みを生む
いなくなってほしいなんて幼稚なことは思っているわけではない
自分が死にたいなんて諦めるようなことも言わない
ただただ異常な重力に当てられた僕の心臓を
海の底まで沈めておきたいような今日の日




