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さんじゅうさん
砂場に埋まったノートを何気なく開いた
一面に書きなぐられた太文字の汚い言葉たち
落書きされたのか、自身で書いたのか
人間は心に出来たナニカを抱えきれなくなった時
どれだけ我慢しても、その漏れ出しを止めることはできない
出力の形は暴力かもしれないし、暴言かもしれない
方向性も多様で他人だけではなく自身に向くことだってある
許容量を超えたならこの人みたいに吐き出せば良い
また飲み込んでナニカを反芻する人は自ずから業火に身を置いているようなものだ
私はこのいじらしいノートを破いてゴミ箱に叩きつけた
もともと人間は遊牧民だった
いらないものは捨てて、不確実な希望を目指して進めばよい




