前へ目次 次へ PR 28/100 にじゅうはち 袋一杯の酒瓶は重い 購入前より重く感じる 向き合っているつもりでも 酩酊した気持ちの軽さに踊らされて またまとめて酒を買って帰る 何故かこの時と荷物は軽い 素面の自分は別人で聖人のよう 赤い自分は意地悪で情けなくて 周りの人も金も逃げていった 風で簡単に散る落ち葉のようだった 僕はそうしてハリネズミになったのだ 寂しい顔して何も寄せ付けない そのくせ、ますます針を育てている矛盾に心を痛めながら いつかこの剣は諸刃となって僕を刺すのだろう